第11回「国際ESDフォーラム」を開催しました
第11回「国際ESDフォーラム」を、2023年12月21日に開催しました。
本フォーラムは、本学教育学部が連携大学と共に開始したものであり、2021年に、本学とフィリピン、タイ、インドネシアの5大学が「JPTI6 Sustainable Development Consortium」を立ち上げて以降は、コンソーシアム事業の一つとして毎年開催されています。
また、コンソーシアム立ち上げと同時に、国際連携推進機構/未来社会デザイン機構サステナビリティセンターが本学の窓口となっています。
第11回目となった今回のフォーラムは、静岡大学主催により、「持続可能な開発ための2030年アジェンダ達成に向けた『持続可能な開発のための教育』(ESD)の統合と発展」(Integrating and Advancing Education for Sustainable Development (ESD) to Achieve the 2030 Agenda for Sustainable Development)というテーマのもと開催されました。
杉村 美紀 教授(上智大学 総合人間科学部)、Eleni Petraki 准教授(キャンベラ大学 教育学部)を基調講演の演者にお迎えし、それぞれ、「持続可能な教育の発展と国際高等教育の役割」(The Development of Education for Sustainable Development and the Role of International Higher Education)、「持続可能性を目的とした第二言語カリキュラム設計へのアプローチ」(Approaches to Second Language Curriculum Design for Sustainability)というタイトルのもと、SDGsを推進する上で教育や教育機関が果たすべき役割をお話しいただきました。
また、四つのパラレルセッションでは、各大学からの研究発表が行われ、本学からも、以下の発表が行われました。
いずれのセッションでも活発な質疑応答が行われ、盛会のうちに終了となりました。
■堂囿 俊彦(サステナビリティセンター)
「カーボンニュートラルに大学組織として取り組む―静岡大学の事例紹介―」(Working toward carbon neutrality as a university organization: Case study of Shizuoka University)
■チョチョル 明子(グローバル共創科学部)/山本好比古(グローバル共創科学部)
「学生のグローバルな視点を育成する海外研修プログラム」(Study Abroad Programs to Foster Students’ Global Perspectives)
■藤井 基貴(教育学部)/小川 日南(教育学研究科)/竹下 琴里(教育学研究科)
「BOSAIユースアンバサダー事業の到達点と課題」(Achievements and Challenges of the BOSAI Youth Ambassador Program)
■安冨 勇希(サステナビリティセンター)
「外国にルーツを持つ若者のエンパワメントを目指した、コミュニティにおけるESDの取り組み」(ESD Community Initiatives to Empower Youth with Foreign Backgrounds)
総合司会:松田 紀子(国際連携推進機構/サステナビリティセンター)