原 瑠璃彦 講師(人文社会科学部)が芸術選奨「文部科学大臣新人賞」を受賞

2024/03/01
受賞・表彰(教員)

文化庁は2月28日、令和5年度(第74回)芸術選奨の受賞者を発表し、「文部科学大臣新人賞」が 原 瑠璃彦 講師(人文社会科学部)に授与されることが決定しました。
贈呈式は3月12日に東京都内で行われます。

芸術選奨は芸術各分野で優れた業績を上げた人、又は新生面を開いた人を選奨するもので、原 瑠璃彦 講師は昨年上梓した『洲浜論』が評価され、評論部門での受賞です。

審査員による「贈賞理由」は以下のとおりです。
「原瑠璃彦氏は、本来、海辺の風景をさした洲浜(すはま)が、平安時代以来の文化の中で、いかなる意味を持ち、機能してきたかを横断的に論じる。左右に分かれて、和歌を詠み優劣を競う歌合(うたあわせ)において、モノとしての洲浜台(すはまだい)が使われたことに着目する。本書の特色は、和歌にとどまらず、美術、庭園、宗教、能楽にも関わる洲浜の表象を、野心的に渉猟する強い意志にある。今後の展開を期待させる業績となった。」

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