美術作品展『THE LINE　私と君の形は』を開催します　～大学生と障害のある人と中学生が手を取り合って～

静岡大学教育学部（准教授：髙橋智子）は、「共生社会の実現と形成」という大きな目標を掲げ、静岡大学教育学部美術教育専修の学生有志と静岡県立富士特別支援学校富士宮分校卒業生のアートクラブ「atelier QUOKKA」と袋井市立袋井南中学校と連携して、下記のとおり、美術作品展「THE LINE　私と君の形は」を開催いたします。

近年、「ダイバーシティ＆インクルージョン」という、性別、年齢、国籍など違う人々が、それぞれの個性や能力を受け入れ、認め合い、生かすという考え方が重要になっています。
特に障害のある人々の文化芸術活動の推進に関しては、文化庁や厚生労働省、文部科学省など様々な専門からのアプローチがなされています。
静岡県においても、「静岡県障害者文化芸術活動支援センター（みらーと）」が平成30年に開設され、文化芸術活動を通じて障害のある人の社会参加や障害に対する県民の理解促進を図っています。

一方で、障害のある人と地域の人が手を取り合い、「ひと」「もの」「こと」が有機的につながり主体的に活動する場や人間関係づくりには課題が多くあります。
そこで本企画は、これまでにない「つながり」を意識し、大学生と障害のある人と中学生が連携して、作品展の企画及び実施をいたします。
これまでにない切り口からの提案・展示となっております。

是非、取材していただき、障害のある人と地域の人の「つながり」を紙面やテレビ等で紹介していただけると幸いです。