リンゴ好き、くだもの好きにはたまらない！ リンゴの深い世界を知る講座を静岡で開催

静岡大学農学部 園芸イノベーション学研究室（教授：松本和浩）では、「新時代のリンゴの楽しみ方」と題して市民に向けたリンゴの講座を開催します。

講座では、リンゴの一大産地・弘前から40品種ものリンゴが集まり、リンゴの品種の違いや多様さを、座学だけでなく、展示や試食を通じて受講者自身の目、鼻、口で楽しんでいただきます。
40品種の中には甘くておいしいリンゴももちろんありますが、渋かったり、酸っぱかったり、中には生では食べられることのないリンゴも。
弘前でリンゴの育種・栽培研究を行ってきた松本和浩教授と、現在、加工専用品種に関する研究に取り組む中込光穂（修士２年）が講義を行います。
そして、リンゴの新しい楽しみ方を学ぶだけでなく、なぜ果物にも多様性が必要なのか？近年の気候変動に伴う栽培状況の変化やそれに伴う市場の変化といった視点からも多様性について考えます。

また、本講座では、大学、静岡市、園芸フィールド舎の三者が主催、焼津市に本部を置くスーパー田子重の協賛で開催する講座です。
産学官の連携により、講座だけで学びを終わらせるのではなく、食卓までを学びの機会とすることを目指しています。
本講座の企画を担当する園芸フィールド舎は、園芸イノベーション学研究室に所属する中込（同上）が「研究を通して知った果物の多様性を市民にも伝えたい」という想いから組織を立ち上げ、本講座が初めて企画する講座となります。

ぜひとも取材いただき、紙面、番組等でご紹介くださいますようお願い申し上げます。