静岡大学川原﨑研究室・ナガハシ印刷株式会社・静岡市 による産学官連携プロジェクト －「いいかげんノート＋」と「納税推進ポスター」をデザイン－

１．「いいかげんノート＋」のデザイン

静岡市の人口増加に伴う税収増を目標に、「静岡市出身の人や若年層に、静岡市に住み続けてほしい」、「市外出身の人にも静岡市を選んでほしい」という想いを込め、忙しい毎日を送る人々とこれからの静岡市を担う子どもを対象とし「頑張らない、をがんばろう。」をコンセプトとした「いいかげんノート＋」を開発しました。
ノートの罫線のところどころに、励ましてくれるフレーズが表示されています。
これは、川原﨑知洋研究室に所属する 馬場 凜桜（地域創造学環アート&マネジメントコース４年）が中心となってデザインしました。
令和６年４月６日に東急プラザ表参道原宿おもはらの森で開催された静岡の魅力を発信するイベントで、今回作成したいいかげんノート＋を50部配布しました。また、今後市内の小学校で例年実施している「租税教室」や、イベントなどで配布予定です。


【いいかげんノート＋のデザイン意図】
いいかげんノートとは、いいかげんな自分も認めてくれる、そんな素敵なノートです。「頑張らない、をがんばろう。」をキャッチコピーとし、コンセプトを２つに分けて企画を進めました。
１つ目は「働く大人へ向けた、ストレス解消のための殴り書きができるノート」です。誰かに聞いて欲しかった話や心のモヤモヤを、自分の中に溜め込まず吐き出せるようなものにしたいという思いを込めました。
２つ目は「親子や友人間での交換ノート」です。普段照れ臭くて言えないこと、喧嘩しちゃって謝りたいな、という時に使えます。面と向かっての会話より、文字にした方がうまく気持ちを伝えられることもあるのではないでしょうか。このノートが仲を深めるきっかけの１つになってくれたら嬉しいです。
頑張ることを当たり前に求められてしまう世の中では、案外頑張らないことの方が難しいような気がしています。誰かと比べて落ち込まず、まだまだダメだと追いこまず、もっと気楽に、もっといいかげんに生きていいじゃない！と思います。
頑張らない、をがんばろう。（馬場 凜桜）

２． 「軽自動車税種別割ポスター」のデザイン

川原﨑知洋研究室に所属する 山下 桃佳（教育学部美術教育専修４年）と、鈴木 唯心（地域創造学環アート＆マネジメントコース４年）が、それぞれ軽自動車税種別割ポスターをデザインしました。
完成した２種類のポスターは市の関連施設などに掲出されます。

【掲出期間】令和６年５月上旬～５月31日（金）