【防災総合センター】原田 賢治 准教授が地域防災力の強化に向けた講演を行いました
湖西市自治会連合会が主催する防災講演会が、11月2日(土)にトヨタバッテリー株式会社アリーナ結(むすび)〔静岡県湖西市〕で開催されました。
講師は、静岡大学防災総合センターの 原田 賢治 准教授(津波防災)が務め、「地域防災力の強化に向けた自助・共助の取り組み」と題して、講演を行いました。
講演では、まず、今年1月に発生した令和6年能登半島地震による被害及び避難所の状況について現地調査を行った様子を交えながら解説し、続いて、地域防災力の強化に向けた災害リスクの理解や災害発生時の対応行動のほか、災害への備えの取り組みなどについて説明。地域防災力強化のためには、自助・共助の取り組みが重要であることを指摘しました。
会場には湖西市の自治会や自主防災会の役員など約100名が来場し、防災備蓄や地震発生場所の違いによる津波発生のメカニズムなどに関し、活発な質疑応答が行われました。
原田准教授は、湖西市津波防災地域づくり推進協議会の副会長を務めており、地域と連携した津波防災対策の推進に関する研究開発、実務支援を行っています。
また、同准教授は、他にも各地で地域連携事業に関わっており、伊豆市では津波防災地域づくり推進協議会副会長を務め、令和6年7月には、策定した指針に基づいて、同市内に全国初の観光機能を有した津波避難複合施設「テラッセオレンジトイ」がオープンしています。(https://www.shizuoka.ac.jp/news/detail.html?CN=10240)