【教育学部／塩田研究室】「リスクへの自覚を促す教員研修教材シリーズ」の無償提供を開始

■教材開発：静岡大学教育学部 准教授 塩田 真吾
私たちの研究チームでは「リスクをどう教えるか」という研究を行っています。単に不祥事の事例を伝えるだけでは，どうしても他人事になってしまうという課題がありますので，今回の教材では，「自分がやってしまう場面を考える」という場面強制想像法を用いて，不祥事のリスクを自分事として捉えるという工夫をしています。ぜひ教材をご活用いただければ幸いです。

■教材開発：鹿児島大学大学院教育学研究科 助教 髙瀬 和也
失敗や間違い，思い込みは人につきもので，不祥事につながる高リスク状況へと陥る要因は生活の至る所に散らばっています。本教材は，研修を受講する一人ひとりがリスクを自分事として捉えるための内容を重視しました。本シリーズ教材が，学校現場を支える先生方にとって，リスクを身近なものとして考えるきっかけになれば幸いです。

■教材監修：鹿児島県教育委員会 教職員課長 中島 靖治
このたび，鹿児島大学髙瀬研究室および静岡大学塩田研究室のご協力により，本県教職員の服務指導に新たな視点を取り入れることができました。開発された「リスクへの自覚を促す教員研修教材」により，本県の全教職員が不祥事根絶に向けた取組を一層「自分事」として捉え，職場内の対話を通じて自己を振り返ることを期待しています。引き続き，両研究室とともに，この教材のシリーズ化に向けた取組を進めてまいります。

ワークシート教材は、下記リンクよりダウンロードしてお使いいただけます。