【防災総合センター】静岡県行政職員防災講座が行われました
静岡県と県内市町の防災担当職員を対象とした防災講座が、6月3日と4日の2日間、Zoomオンライン形式で行われました。
本講座は静岡県との協定に基づき、静岡県危機管理部危機情報課と静岡大学防災総合センターが共同で令和元年度から実施しているもので、今回は、静岡県と県内自治体から57名の職員の方が参加しました。
昨年は、南海トラフ地震臨時情報の発表や台風10号などの影響で、28名参加でした。
講座では、講義とグループ演習(ワークショップ)、内閣府作成の動画視聴が行われました。
このうち講義は、国の機関から、内閣府の 諸橋 拓実 風水害対策調整官と、静岡地方気象台の 石川 聡、中堀 康弘 両防災官が講師として参加したほか、静岡県地震防災センターの 片岡 達也 所長、本学防災総合センターの 牛山 素行 教授も担当しました。
避難情報に関するガイドライン、地震・火山災害の基礎、静岡県の地震・津波対策などについて、自治体から見た自助・共助の重要性、被災地・被災者支援を交えながら、説明がありました。
またグループ演習では、10のグループに分かれ、大雨と落雷に関する気象情報の3つの場面を設定し、自治体としての対応策等を話し合い、発表しました。
演習には内閣府の 諸橋 拓実 風水害対策調整官、気象庁の 坪井 嘉宏 地域防災対策支援調査官、静岡地方気象台の 名倉 賢哉 防災管理官が参加し、牛山教授がアドバイザーとして解説を行うなど、災害時対応を学ぶ有益な場となりました。
本講座は、来年2月にフォローアップ研修が行われる予定です。