静岡大学 超小型衛星『STARS-Me2』愛称「蓬莱/ほうらい」打上げ日程(予定)発表
静岡大学が開発した超小型衛星STARS-Me2』愛称「蓬莱/ほうらい」(実施責任者:静岡大学工学部・能見 公博 教授)の打上げ日程(予定)についてお知らせします。
▶STARS-Me2を乗せた 米スペースX社 Falcon9ロケットの打上げ予定日
:8月21日(木)日本時間17:00
STARS-Me2は、この打ち上げロケットにより国際宇宙ステーション(ISS)に運ばれ、その後、宇宙空間へ放出される予定です。
放出日はISSに運ばれた後に計画される予定です。
【STARS-Me2】
STARS-Me2はSTARS-Meの後継機であり、 1U CubeSat(10cm立法超小型衛星)のユニットからのテープテザー伸展、テザー先端機のカメラ撮影を行います。
テザー長は10m程度、宇宙エレベーターの超小規模実験として、またテザーによる宇宙デブリ対策へと応用していきます。
宇宙デブリ対策としては特許出願をしています。
衛星構造には、 石敏鐵工株式会社 が開発した 一体型フレーム(MBF) を用いています。
さらに自撮り衛星として実証、自撮り棒としてテザーを伸展、一端の宇宙機を他端のカメラで撮影します。
幅広い方が楽しめる映像の撮影が期待されています。
また、開発中の2019年に「宇宙空間にあなたの思いを俳句にのせて届けませんか」として、小中高生から俳句を募集し、静岡県内より1,500以上の作品の応募がありました。
さらに2020年には小中高生から愛称を募集、「蓬莱」と名付けられました。 俳句優秀作品と愛称「蓬莱」は、小中高生の手により衛星に搭載されており、宇宙へと飛び立ちます。
【能見教授のコメント】
新型コロナの影響、搭載ロケットの調整などで、打ち上げ時期の延期を繰り返ししていましたが、ようやく打ち上げにこぎつけました。
開発に関わる学生も順次卒業していきましたが、ノウハウを引き継いで完成まで漕ぎつけ、現役生は運用に向けて積極的に準備を進めています。
俳句・愛称などに参加してくれた小中高生も新たな場で頑張っていることと思いますが、STARS-Me2が宇宙に行くこと、さらにミッションに期待して欲しいと思います。
関連リンク
■ STARSプロジェクト
■ 能見 公博 教授(工学部)|静岡大学教員データベース
■ 小中高生の俳句を静大衛星で宇宙へ -あなたの思いを宇宙に届けよう- 表彰式を実施
■ 超小型衛星『STARS-Me2』愛称「蓬莱/ほうらい」に決定
■ S-wave「ときめきHappyWeekend☆彡」内「宇宙コーナー ~ COSMIC LOVE ~」7/12(土)放送分に能見教授が出演!
超小型衛星の打ち上げについて語っています。ぜひお聴きください。