JSTサイエンスカンファレンス2025において、本学FSS受講生 佐和田 裕花さんが「審査委員長特別賞」・劉 鈞霖さんが「優秀賞」を受賞
静岡大学は、科学技術振興機構(JST)次世代人材育成事業プログラム「グローバルサイエンスキャンパス」の業務委託を受け、平成29年度から「未来の科学者養成スクール(FSS)」を実施・運営しています。
全国の同プログラム(次世代科学技術チャレンジプログラム、ジュニアドクター育成塾、グローバルサイエンスキャンパス)の実施機関から、受講生の代表が日ごろの研究成果を発表し、交流することを目的として実施する「サイエンスカンファレンス2025」が、11月2~3日に日本科学未来館において開催されました。
本学FSSからは3件(3名)の受講生が参加し、全国から集まった47件(51名)が初日にポスター発表を行い、その中から選ばれた10件が2日目の口頭発表に挑みました。
その結果、FSS受講生 佐和田裕花さん(名城大学附属高等学校3年)が「審査委員長特別賞」を、劉 鈞霖さん(同高等学校2年)が「優秀賞」を受賞しました。
審査委員長特別賞:佐和田裕花さん(名城大学附属高等学校3年)
発表タイトル「ダルマメダカにおける給餌シグナルに対する定位行動と新規環境に対する警戒行動」(指導教員:理学部 日下部 誠 教授)
【佐和田裕花さんのコメント】
「この研究は元々ペットとして飼っていたダルマメダカの行動に疑問を持ったことから始めました。行動実験の定量化やはっきりした結果が出るのか等、苦労や不安もありましたが、日下部先生をはじめ多くの方々のアドバイスや手助けにより、研究を深めることができました。またこの大会に参加したことで、研究に対する専門的な知見が得られ、全国各地の受講生とも意見交流ができました。今後も身近な疑問や協力者を大切にしながら研究を進めていきたいです。」
【指導教員 日下部 誠 教授のコメント】
「ダルマメダカに対する深い愛情と興味を持ち、継続的に研究に取り組んできたことが今回の受賞につながったと思います。様々な行動実験を自分で工夫して行っており、聞き手にもとても分かりやすい研究内容になっています。」
優秀賞:劉 鈞霖さん(名城大学附属高等学校2年)
発表タイトル「金属における摩擦係数の温度依存性とそのメカニズム」(指導教員:工学部 早川邦夫 教授)
【劉 鈞霖さんのコメント】
「自分が昔見た一頭のシャチへの興味から始まった「興味の追求」を続けていく中で、きっかけとなったものと今の研究テーマは異なりますが、この大会に出場させていただくことができました。大会では様々な研究を行っている人と交流し、自分の研究に対する多方面からの意見を得ることができ、かなり有意義な時間となりました。ここでの経験を転換点としてとらえ、今後も少しでも社会の役に立てるように研究を継続していきたいです。」
【指導教員 早川邦夫 教授のコメント】
「摩擦係数は、単純に2物体間のすべり力と垂直抗力の比で表現できますが、その界面での状況が大きく影響します。この研究では、摩擦係数に及ぼす材料や温度の影響を緻密な実験計画と結果に対する深い考察が行われました。発表会でもしっかり自分の考えを伝えられたと思います。これからのますますの発展が期待されます。」

