『静岡海洋環境研究所』の教員3名がS-wave『Sunday Nature』(1/18)に出演しました

2026/01/29
メディア

エフエムしみず静岡(S-Wave)『Sunday Nature』のゲストコーナー(午前8時頃~)には、毎月第3日曜日に静岡大学の研究者が出演し、パーソナリティのしなっちさんと、最新の研究等について楽しくお話しています。

1月18日(日)は、静岡大学「静岡海洋環境研究所」宗林 留美 准教授(所長)、本橋 令子 教授、永田 正樹 准教授 が出演。
さまざまなジャンルの教員が集まる研究所の特徴や研究内容、地域連携の取り組みや研究所の役割についてお話ししました。

■ アマモ、桜エビ、海の化学成分…多彩な研究が一堂に

本橋教授(アマモ研究)
「私は、海に生える“アマモ”の遺伝的多様性をDNA解析で調べています。アマモ場は東海地域でも減少が続いていて、温暖化の影響も懸念されます。だからこそ、まず“なぜ減るのか”という根本を解明しなければ、植えても維持できません。地域の方々の保全活動とも連携しながら、持続的な藻場保全につながる研究を進めています。」

永田准教授(AI・桜エビ研究)
「私は情報工学が専門で、海の研究とは離れている立場でした。しかしAIを活用した桜エビの画像解析を通じて、技術が海の研究に役立つ場面が増えています。大量の画像をAIが解析することで、これまで見えなかった特徴が浮かび上がる。異なる分野が交わることで、新しい発見が生まれるのが研究所の魅力だと感じています。」

宗林所長(生物地球化学)
「海水の化学成分は場所や季節で変化し、生物の暮らしにも大きく影響します。逆に生物の活動が海水成分を変えることもあります。その“相互作用”を、化学分析や顕微鏡観察を通して長期的に記録しています。地道なデータでも、環境変化が起きたときに重要な意味を持つことがあるのです。」

本橋教授

本橋教授

(左より) 宗林所長、永田准教授

(左より) 宗林所長、永田准教授

■地域の相談窓口として、そして子どもたちへ“海の楽しさ”を

宗林所長(研究所の役割)
「この研究所は、「静岡大学未来創生ビジョン」で掲げる9つの目標のひとつ「海洋研究の推進」を具現化するために設置されました。特定のテーマに限定するのではなく、海に関わる教員が緩やかにつながる“連携ユニット”のような存在です。テレビ局や自治体から寄せられる相談にも対応し、地域と海をつなぐ窓口としての役割も担っています。」

永田准教授(教育・普及活動)
「高校生向けにAI判定プログラムを体験してもらう技術と海をつなぐ企画を行いました。専門外の視点だからこそ、海洋研究への関わり方を広げることができると感じています。」

本橋教授(子どもたちとの交流)
「キャンパスフェスタin静岡(大学祭)で行った“推し海洋生物総選挙”では、アマモの押し花を準備して紹介しました。地味ながらも興味を持ってくれる子がいて、アマモをきっかけに海への関心が広がるのは嬉しいことです。ちなみに総選挙第一位は、ハマグリでした。 」


■駿河湾を舞台に、これからの挑戦へ

最後に3名は、研究所が目指す将来像について展望を語りました。

本橋教授:「山から海までつながる静岡の環境を幅広く学び、地域全体で環境改善に取り組める人材を育てたい
永田准教授:「駿河湾の桜エビ研究を地域と連携しながら全国へ発信し、応用研究を広げていきたい
宗林所長:「学生と共に蓄積したデータや知識を、環境の変化時に役立つ財産として社会に提供したい

海に囲まれた静岡という地域特性を生かし、学術と地域が連携して海洋の未来を創り出す研究所の姿が、番組を通して広く紹介されました。

楽しい環境・エコ・自然科学の入門!
S-Wave『Sunday Nature』(日曜朝7:30~9:00)放送中!

静岡大学の研究者は、毎月第3日曜日 朝8:00~出演!
次回の静岡大学の研究者の出演は、2月15日 (日)です。

■ 出演番組: エフエムしみず静岡(S-Wave)『Sunday Nature』(毎週日曜 朝7:30~9:00)



放送はサイマルラジオで全国どこからでもお聴きいただけます。(同時放送のみ、アーカイブはございません)


ぜひお聞きください。

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