静大で培った研究力で、世界の農業に貢献を 【石脇 啓太 さん(総合科学技術研究科 農学専攻 2021年3月卒)】
石脇 啓太(いしわき けいた)さん
農学部/総合科学技術研究科 農学専攻(2021年3月修了)
クミアイ化学工業株式会社(研究職)勤務
1996年生まれ、福井県立高志高等学校卒
趣味は読書、登山
好きな言葉は「丁寧に迅速に」
静岡大学が拓いた研究職への道
自然や化学について学びたいと考えていたので、学科や研究分野の多様さ、温暖で住みやすい気候風土に魅かれて静大農学部を選びました。その選択が、静岡にあるクミアイ化学工業で働くこと、研究職としての道へとつながりました。
研究者の素養を磨いた大学院時代
大学院では、植物ホルモンに関する研究に取り組みました。化合物の有機合成や植物を用いた評価試験、統計的手法によるデータ解析など、幅広い研究プロセスを経験しました。化学実験に関する基礎的な素養や研究の考え方を身につけることができた貴重な期間であり、現在の研究職の土台となっています。
また、苦楽を共にした研究室同期とのつながりや、後輩への指導経験も、他では得がたい大切な財産です。
学部行事の運営経験も役立っています
在学中は、農学祭実行委員会に所属していました。大学祭とは別に、農学部独自で実施する農学祭や新入生向けの新歓行事などのイベント企画・運営に携わりました。
多くのメンバーと協力しながら物事を進めた経験は、社会に出た今でも役に立っています。
研究成果を社会につなぐ農薬製剤研究
現在、農薬の製剤研究をしています。農薬の有効成分を、農家の方にとって安全かつ使いやすい形で製品化する仕事です。この仕事を選んだのは、大学で基礎的な研究に取り組んだ経験を、実際の製品開発に生かしたいと考えたからです。
創意工夫を重ねながら課題を解決し、そこから得られた成果で、日本のみならず世界の農業に貢献できる点に大きなやりがいを感じています。日本の農業は今、高齢化や従事者の減少などの課題に加え、ドローンなどを活用するスマート農業への転換期にあります。
私も、農薬製剤の研究者として、新たな効率化につながるような革新的な技術の開発に挑戦していきたいと考えています。
学生の皆さん、同期の仲間を大切に!
大学での勉強や研究が、仕事に直接つながるとは限りませんが、大学で得た経験や物事の考え方は、必ず自分自身の土台となります。大学生の今だからこそ、幅広くさまざまなことに積極的にチャレンジしてください!
私は卒業して5年経ちますが、農学部や研究室、サークルの友人、そして同期とのつながりは一生ものだと感じています。最も身近な存在として切磋琢磨し合える同期の仲間を、ぜひ大切にしてください。




