国立大学法人 静岡大学

【DE&I推進室】「プライド月間」にあわせた展示(6/5-6/30)・ギャラリートーク(6/30)を開催しました

2026/07/14
ニュース

毎年6月は、プライド月間(Pride Month)です。
世界各地で性の多様性を称え、権利について啓発を促すプライド・パレードをはじめとしたイベントが開催されます。

静岡大学はダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I:多様性、公平性、包摂性)宣言で様々な属性や背景を理由とした差別や排除のない社会の実現への貢献を謳っています。
そこで、DE&I推進室の 佐野 敦子 講師が研究活動の一環として、「6月はプライド月間 一緒に考えてみませんか?ジェンダー・セクシュアリティ」と題した図書館での展示・イベントを企画し、学内外との連携・協力の下に実現しました。
期間中、会場となった附属図書館静岡本館4階ギャラリーは虹色で華やかに飾られ、しずっぴーもレインボーカラーに身を包んで来場者を迎えました。

展示は、静大LGBTサークルgrandioseの学生による図書の紹介と活動の掲示、パートナーシップ制度の説明と県内で同制度を導入している4自治体のパンフレットの陳列などジェンダー・セクシュアリティに関する公的な機関が発信する情報とともに、気軽に語ったり相談できたりする場を提供している団体のちらしの配布コーナーを設けました。
ギャラリーの展示期間中は図書館の協力も得て、関連する図書の企画展示を館内で行いました。ギャラリーで学生に紹介された本もあわせて、ジェンダー・セクシュアリティに関する多くの書籍を静岡県男女共同参画センターあざれあ図書室からお借りし、本学附属図書館の蔵書とともに展示しました。実際の書籍を目にして、手に取る訪問者も多く見られました。

 レインボーカラーに身を包んだしずっぴー

レインボーカラーに身を包んだしずっぴー

最終日の6月30日は、浜松TG(トランスジェンダー)研究会の鈴木げんさんのギャラリートークを開催し、多くの方にご来場いただきました。げんさんは、自身の性別変更の際「現行の法律で定める要件が人権侵害にあたる」と申し立てて勝訴し、その判決は後の最高裁の憲法判断にもつながりました。静岡大学の一部授業でも非常勤講師をされています。
げんさんは今回の展示に触れながらご自身が推薦する図書を紹介されました。そして、「当事者性を強く持つ人の物語や、生の言葉を味わう本」を図書館という多くの人の目に触れる場にもっと置いて欲しい、「本を読むことも大事だけど、本を買うことも大事」「特に、人権、平等、平和、フェミニズムに関する本を大事にしたい、本当に世の中にその言葉が必要になった時に、その声が消されないようにちょっと無理してでも今買って、できるなら差別やヘイトのない書店で買って手元に残すといいと思う」と、本への思いを語っていただきました。

来場者からは「実際に当事者の方がおすすめして下さるので読んでみようという気持ちになりました」「色んな人がいて、色んなことを考えながら過ごしてきたんだなと知ることができ、来てよかったと思いました」「どこにでもいる存在なんだけどなって思いはした、もっと当たり前になったらいいなぁって思います」「(当事者の)友人にも今日知った取り組みを伝えてみながら話してみようと思います」といった感想が寄せられました。

 ギャラリートーク

ギャラリートーク

本展示は上述の静大LGBTサークルgrandiose、あざれあ図書室をはじめ、DE&I推進室、サステナビリティセンターなど学内外の協力を得て行われました。
また6月6日・7日に開催されたTokyoPrideでは大学ダイバーシティ・アライアンス(University Diversity Alliance:UDA)の出展に協力し、本企画のちらしを配布いたしました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

DE&I宣言には、「自由啓発・未来創成」の理念のもと、多様化が進む社会からの要請及び課題に本学が応えていくために、本学学生及び教職員等構成員一人ひとりがダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I:多様性、公平性、包摂性)を理解してその実現の担い手となること、大学はその実現のために自ら変革することが大切であることという前提とともに、地域と共に歩む高等教育機関として、国、地方公共団体、企業等との連携を通じて地域や国際社会と協調し、社会のダイバーシティ、エクイティ&インクル ージョン(DE&I)の推進に貢献すると謳われています。

本企画が、DE&Iへの理解を深めるとともに、学内外の連携をさらに促進するきっかけとなることを願います。

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