静岡大学・ヤマハ発動機との産学連携強化について

2020/09/03
プレスリリース

 国立大学法人静岡大学(以下、静岡大学)とヤマハ発動機株式会社は、このたび産学連携強化に向けて、従来の連携のあり方を見直すとともに、新たに共同研究講座設置契約を締結し、両者間での実質的な取り組みを開始しました。

 静岡大学とヤマハ発動機は、2008年からイノベーションの創出・人材育成を目的に、包括連携協定を締結し、共同研究の推進、静岡大学技術展の実施や大学研究室への訪問などを通したシーズ探索活動等の産学間連携を行ってきました。
 今回の共同研究講座の設置は、2022年に100周年を迎える静岡大学浜松キャンパスの「静岡大学浜松キャンパス100周年記念事業」をきっかけとして、これまでの技術相談や個別の共同研究から、より先進領域における企業ニーズに対して、静岡大学のもつ総合的な知見活用による早期課題解決、イノベーション創出を目指しています。
さらには、「先進技術探索/ビジネス創出」「人材育成」についても、より強固な連携を図る予定です。

 これにより、静岡大学にとっては、地域産業の発展や産業界のニーズを直接知ることによる人材育成を、ヤマハ発動機にとっては、先進領域での早期課題対応、先進技術の獲得および人材育成を目的に、産学連携を推進していきます。


左:ヤマハ発動機 取締役上席執行役員 島本誠、右:静岡大学 理事・副学長 木村雅和


■この件に関するお問い合わせ先
・国立大学法人静岡大学  イノベーション社会連携推進機構
 TEL 053-478-1702
・ヤマハ発動機株式会社 コーポレートコミュニケーション部広報グループ
 TEL 03-5220-7211

≪静岡大学・ヤマハ発動機 産学連携の取り組み案≫
学部の枠を超えた連携体制を構築し、進捗管理と組織的課題へ対応。

1.共同研究の組織的展開
■共同研究講座
・スマートファクトリ研究領域
・スマートエンジニアリング研究領域
・精密部品加工研究領域
・電動研究領域

2.先進技術探索・ビジネス創出
■先進研究プログラム: 大学発シーズベースの先進技術探索
■産業イノベーション創造: 企業課題ベースのFS(Feasibility Study)活動

3.人材育成・採用
■制御系人材育成(組込系、知能化/情報技術)
■モノづくりカレッジ
■グローバル人材採用
■社会貢献

4.従来型共同研究
■部門毎課題研究

▲静岡新聞(左:2020年9月4日付朝刊1面)、中日新聞(右:2020年9月4日付朝刊11面)にて紹介されました

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