情報学部 増澤智昭 講師の研究チームが 「静岡テックプラングランプリ」で最優秀賞を受賞！ ～建造物内部の見えない劣化を調べる技術を発表～

静岡大学情報学部の増澤智昭講師の研究室のチーム【Diamond Sensors】が、研究開発型ベンチャーを発掘・育成する企画「静岡テックプランター」のグランプリである、『第6回静岡テックプラングランプリ』（2023年7月22日：静岡県浜松市で開催）で最優秀賞を受賞しました。

2018年から始まり、今年で６回目となった静岡テックプランターには、17チームから応募がありました。書類選考によって９チームがファイナリストとして選出され、地域課題の解決や事業構想について口頭発表を行いました。
その後、審査員と会場の投票により最優秀賞と７件の企業賞が授与されました。

チーム【Diamond Sensors】は『半導体ダイヤモンドの合成と電子デバイスへの応用』のテーマで発表を行い、半導体ダイヤモンドセンサを使った中性子イメージングにより、建造物内部の見えない劣化を調べる技術の重要性について発表しました。審査の結果、南海トラフ地震に向けた防災や重要な交通インフラを擁する静岡県の特色とのマッチングが評価され、最優秀賞とJR東海賞のダブル受賞に輝きました。

同チームは今後、中性子イメージングの実証実験や事業化に向けて企業とも連携して研究を加速していく予定です。


【研究者コメント】
静岡大学情報学部　講師　増澤智昭
各チームの本当に素晴らしい技術・事業発表のなかから賞に選んで頂き、大変光栄に思います。
今後も地域課題の解決に向けて中性子イメージングの実現と事業化に一層励みたいと思います。