超小型衛星STARS-Xの完成発表

2023/09/05
プレスリリース

静岡大学工学部の能見公博教授の研究グループは、超小型衛星STARS-X2023年9月7日に完成予定です(※)。
同日13時30分から、浜松キャンパス総合研究棟1階にて機体を公開します。なお、その後コンテナに搭載し、最終確認試験を実施する宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センターに向けて出荷します。

超小型衛星STARS-X
超小型衛星STARS-Xプロジェクトは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の公募する「革新的衛星技術実証3号機」の実証テーマに選定されました。選定されたテーマは、「宇宙テザー技術を用いたデブリ捕獲の技術実証」です。

STARS-Xミッション
STARS-Xは50kg級衛星で、これまでのSTARSプロジェクトの衛星と比較すると大型な衛星になります。
今回のミッションは、宇宙空間でテザー(ロープ・ワイヤ)を1km伸展すること、テザー上をロボットが移動すること、そして、自衛星から放出したダミーの宇宙デブリ(ゴミ)をネットで捕獲する実験を行います。

将来利用技術
長距離テザー上をロボットが移動する技術は、宇宙エレベーターへと繋がります。
また、宇宙空間での移動は宇宙デブリ(ゴミ)への接近技術へ、ネットによるダミー物体捕獲は宇宙デブリ除去へと繋げていきます。

※現時点での予定となります。組立状況により変更となる可能性もあります。

問い合わせ先:

(研究に関すること)
静岡大学工学部
教授・能見 公博(のうみ まさひろ)
TEL:053-478-1079
E-mail:nomi.masahiro[at]shizuoka.ac.jp

(報道に関すること)
静岡大学 広報・基金課
TEL:054-238-5179
E-mail:koho_all[at]adb.shizuoka.ac.jp

※[at]を@に変更してご利用ください。

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