服部 航平さん(工学専攻/能見研究室)が「JAXA古川宇宙飛行士との交信イベント」に参加しました

2023/12/18
ニュース

12月11日、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在中のJAXA古川聡宇宙飛行士と、岸田内閣総理大臣、盛山文部科学大臣、高市内閣府特命担当大臣(宇宙政策)、JAXA小型月着陸実証機 SLIMプロジェクトに関わった研究室につながりのある現役大学院生7名による交信イベント(VIPコール)が行われました。
交信は、首相官邸とISSにある日本の実験棟「きぼう」をオンラインでつないで実施されました。

本校からも、服部 航平 さん(総合科学技術研究科 工学専攻 機械工学コース/能見研究室)が参加しました。

交信イベントでは、若田宇宙飛行士や盛山文部科学大臣、大学院生との談話も行われました。
服部さんが「月面開発や有人火星探査に関して、今後の民間と宇宙開発の関係についてどう思われるか。」
という質問をしたところ、若田宇宙飛行士から
「今回のSLIMによる月探査や2030年のアルテミス計画など人類の月への進出が進んでいる。また、月も火星も重力天体であるので高い技術をもつ民間企業も宇宙開発に参加しやすくなるのではないかと思う。」
といった回答をいただく一面もありました。

イベントに参加して服部さんは、
宇宙飛行士や文部科学大臣、宇宙に関わる同年代の学生との会話から宇宙開発・利用の将来性、重要性を再確認し、研究で行っている人工衛星STARS-Xを成功させなければという使命感を覚えた。また、先進的な技術には多くの人が関わっている。私も研究活動を通して、宇宙開発・利用に貢献できるようにより熱意を持って取り組んでいきたい。
と研究への思いを語りました。

服部さんが能見研究室で開発に携わっている超小型人工衛星「STARS-X」のミッションは「宇宙テザー技術を用いたデブリ捕獲の技術実証」。
宇宙デブリ(ごみ)問題の解決に向けて、捕獲回収実現につながる実証実験ができるように頑張りたい―
服部さんは決意を新たに、研究に取り組みます。

【実際のISS交信イベントの様子|JAXA公式Youtubeチャンネル】

関連リンク

■工学部 能見研究室|https://wwp.shizuoka.ac.jp/nohmilab/
■ 超小型人工衛星「STARS-X」|http://stars.eng.shizuoka.ac.jp/starsx.html
■ 超小型衛星STARS-Xの完成発表:静岡大学|https://www.shizuoka.ac.jp/news/detail.html?CN=9438
■ 静岡大学工学部|https://www.eng.shizuoka.ac.jp/

JP / EN