3つの方針(ポリシー)/ 工学部

工学部 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

工学部の教育目標は「豊かな教養と感性および国際的な感覚を身につけ、多様化する社会に主体性を持って柔軟に対応し、独創性に富んだ科学技術を創造する人材の育成」である。それを受けて、下記に示す資質・能力を身につけていることを学士(工学)の学位授与の方針とする。

  1. 豊かな教養と国際感覚を身につけており、多様化する社会の諸問題を主体的に解決できる基礎能力を身につけている。
  2. 工学を支える理系の基礎科目を学んだ上で、高度な専門知識や最先端の技術を修得しており、自己学習により発展できる資質・能力を身につけている。
  3. 工学の特定専門分野だけでなく他の幅広い分野についても知識を有することにより、工学全般に渡る複合的な諸問題にも果敢に取り組める能力を有する。
  4. 工学分野の課題探求・解決、創造のための実践能力、コミュニケーション能力と表現力を身につけている。

工学部 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

令和4年11月16日改正

工学部は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、下記の方針に従って教育課程を編成し実施する。

【教育課程の編成の方針】

  1. 国際感覚と問題発見・解決能力、視野の広さ、思考の柔軟性を身につけるための教養展開科目をおく。また、社会人として必要とされる基本的技能・素養・実践力を身につけるための教養基礎科目をおく。
  2. 理系基礎科目(数学、物理学、化学、生物学)を設け、数学は必修とし、物理学、化学、生物学に関しては、主要 2 分野を定め、講義と実験でそれらの知識を修得するように科目を設定する。
  3. 高度な専門知識や最先端の技術を修得し、自己学習により発展できる資質・能力を身につけるための専門科目をおく。各学科の専門知識を講義、演習、実習・実験により学べるように専門科目を系統的に学年配置する。
  4. 工学全般に渡る複合的な諸問題にも果敢に取り組める能力を身につけるために、所属学科以外の工学分野の知識を修得できる科目を設定する。
  5. 工学分野の課題探求・解決、創造のための実践能力、コミュニケーション能力と表現力を身につけるための科目のひとつとして卒業研究をおく。
  6. 教育課程は不断の自己点検・評価及び定期的な外部認証機関等の評価に基づき改革・改善を行う。

【教育課程における教育・学習方法に関する方針】

  1. 広い教養知識、理系の基礎的知識、工学に関する知識を教育するため、講義中心の授業と演習を行う。
  2. 理系の基礎的知識、工学に関する知識を体験を通して教育するために、実習・実験を行う。
  3. 創造性、自ら学ぶ能力、研究遂行能力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力などを育成するために、1年次では「ものづくり」に関する実習を行い、4年次では卒業研究を行う。

【学習成果の評価の方針】

各学科の教育の質保証ガイドラインに従って評価する。その概要を以下に述べる。

  1. 講義科目では、知識とその応用力を主として評価する。
  2. 実験・演習科目等では、知識とその応用力を評価する。
  3. 卒業研究については、多面的思考力、技術者倫理、コミュニケーション能力、専門知識と応用力等についての評価と共に、各学科の特徴に合わせた評価を行う。

工学部 カリキュラム・マップ

工学部 入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー)

令和3年12月15日改正

令和5年度以降の入学生

育てる人間像

「仁愛を基礎にした自由啓発」の精神を尊び、人類の豊かな未来の創成に貢献することを理念とし、「ものづくり」を基盤とした基礎力と実践力を備え、地域社会や産業分野でリーダーとして活躍し世界にはばたく人材を育成します。

目指す教育

 豊かな教養と感性及び国際的な感覚を身につけ、多様化する社会に主体性を持って柔軟に対応し、独創性に富んだ科学技術を創造する技術者として活躍できるための素地を培う実学重視の教育を行います。

求める学生像

「ものづくり」に興味があり、何事にも協調性を持ちながら積極的に立ち向かう人、高い倫理観を持って社会に貢献しようとする人、工学を学ぶうえで必要な基礎学力を有する人の入学を期待します。

大学入学までに身につけておくべき教科・科目等

 工学部が行う入学者選抜試験は、工学を学ぶうえで必要な基礎学力を受験者が有しているかを判定します。大学入学共通テストでは、前後期日程とも5教科7科目を課し総合的な基礎学力を問うとともに、個別学力検査では、各学科で学ぶための基本となる学力について問うため、前後期日程とも数学、理科、英語の3教科3科目を課しています。したがって、入試種別に関わりなく、理系科目に重点を置きながらも、文系科目を含めて高校までに学習するすべての教科と科目について基礎知識を習得していることが望まれます。

入学者選抜の基本方針

【機械工学科】

航空宇宙の技術や環境問題にも対応できる先端の機械技術を有する人材、ロボットなどの身近な機械の設計や先端材料の強度設計と加工技術を有する人材、光・電気電子・情報・生体・ナノ工学分野を積極的に取入れた機械システム・技術の開発に貢献できる人材の育成を目指し、そのための能力・学力・適性等を、各試験において判断します。

【電気電子工学科】

現代文明を支える社会・産業の基幹技術としての電気電子工学は、情報通信・情報処理、生体医用技術、光エレクトロニクス、電気エネルギーの発生および有効利用、パワーエレクトロニクス、電子計測制御技術の開発・応用へと広範囲に時代の要請を先取りして拡がっています。これらの電気電子工学の諸分野において高い専門性を持った人材の育成を目指し、そのための能力・学力・適性等を、各試験において判断します。

【電子物質科学科】

電子物質科学は、現代の豊かで安全な生活を支えている電気電子機器産業や輸送機器産業あるいは新規エネルギー産業の発展の基盤となる電子物理と物質科学を融合した新しい学問分野です。そこで、本学科では数学、物理や化学の基礎学力があり、日本が世界に誇れるデバイス技術と材料技術をともに修得して新しい学問領域や科学技術の進歩を牽引できる人材の育成を目指しており、そのための能力・学力・適性等を、各試験において判断します。

【化学バイオ工学科】

化学バイオ工学科では、光機能物質、生体機能物質などの環境調和型高機能物質のデザインと創成や、環境化学、化学システムの開発・設計に関する教育と研究を行います。また、化学技術と生物工学を新たに融合させた「生物からのものづくり技術」であるケミカルバイオエンジニアリングに関する教育と研究を行います。この化学をベースとした新領域の工学的応用を進めていくことにより、研究開発やシステム構築を含めた化学分野全体において、責任を持って積極的に目的を遂行できる社会のリーダーたる人物の育成を目指します。選考では、そのために必要な能力・学力・適性等を、各試験において判断します。

【数理システム工学科】

数理システム工学科では、数理モデリング・シミュレーション・最適化など数理科学の手法とプログラミング言語・アルゴリズムなど情報科学の基礎、そしてリスク管理など環境科学の諸分野の学習により、「地球にやさしいシステムエンジニア」の育成を目指しており、そのための能力・学力・適性等を、各試験において判断します。

《一般選抜(前期日程)・(後期日程)》
  1. 大学入学共通テスト:大学で学ぶに際しての基礎学力の達成度を判断します。
  2. 個別学力検査:工学を学ぶための基本となる論理的思考力、表現力などを総合的に判断します。なお、「英語」の一部を工学部独自の問題とし、科学技術に関する英語問題を通じて、これからを生きる工学者としての素養(工学的素養)を判断します。
《学校推薦型選抜》
  1. 大学入学共通テスト:大学で学ぶに際しての基礎学力の達成度を判断します。
  2. [機械工学科]面接:機械工学科で学ぶために必要な能力・適性等を総合的に判断します。
    [電気電子工学科]面接:電気電子工学科で学ぶために必要な能力・学力・適性等を総合的に判断します。面接は口頭試問を含み、その参考資料とするために基礎的な問題を筆記により答えていただきます。
    [電子物質科学科]面接:電子物質科学科で学ぶために必要な能力・適性等を総合的に判断します。
    [化学バイオ工学科]面接:化学バイオ工学科で学ぶために必要な能力・学力・適性等を総合的に判断します。面接は口頭試問を含み、その参考資料とするために基礎的な問題を筆記により答えていただきます。
    [数理システム工学科]面接:数理システム工学科で学ぶために必要な能力・適性等を総合的に判断します。
《総合型選抜》
  1. 基礎学力を問う試験:大学で学ぶに際しての基礎学力の達成度を判断します。
  2. [機械工学科]グループ討論・面接:グループ討論では、機械工学科で学ぶための知識・技能、論理的思考力・表現力等を総合的に判断します。面接では、機械工学に対する意欲や目的意識を特に問います。
    [電気電子工学科]面接:電気電子工学科で学ぶための論理的思考力・表現力等を総合的に判断します。面接は口頭試問を含みます。
    [電子物質科学科]面接:電子物質科学科で学ぶための論理的思考力・表現力等を総合的に判断します。面接は口頭試問を含みます。
    [化学バイオ工学科]面接:化学バイオ工学科で学ぶための論理的思考力・表現力等を総合的に判断します。面接は口頭試問を含みます。
    [数理システム工学科]面接:数理システム工学科で学ぶための論理的思考力・表現力等を総合的に判断します。面接は口頭試問を含みます。
《私費外国人留学生選抜》
  1. 日本留学試験・英語資格試験:大学で学ぶ際に必要な基礎学力を判断します。
  2. 面接:志望動機、意欲、熱意などと共に、志望学科への適応性も含め、総合的に判断します。
《3年次編入学試験(一般入試)》:機械工学科
  1. 共通科目・専門科目:機械工学科で学ぶに際して必要不可欠な基礎学力、専門知識を判断します。
  2. 面接:適性、意欲、熱意、表現力などを総合的に判断します。
《3年次編入学試験(推薦入試)》:機械工学科、電気電子工学科

面接(口頭試問もしくは筆記試験を含む):大学で学ぶに際しての基礎学力の達成度を判断するとともに、適性、意欲、熱意、表現力などを総合的に判断します。

《3年次転入学試験》:機械工学科
  1. 共通科目・専門科目:機械工学科で学ぶに際して必要不可欠な基礎学力、専門知識を判断します。
  2. 面接:適性、意欲、熱意、表現力などを総合的に判断します。

入学者選抜方法における重点評価項目

入試区分 学科 入学者選抜方法 知識・技能 思考力・判断力
・表現力
主体性を持って
多様な人々と
協働して学ぶ態度
一般選抜
(前期日程)
全学科 大学入学共通テスト  
個別学力検査(教科)  
一般選抜
(後期日程)
全学科 大学入学共通テスト  
個別学力検査(教科)  
学校推薦型選抜 全学科 大学入学共通テスト  
機械工学科、
電子物質科学科、
数理システム工学科
面接  
電気電子工学科、
化学バイオ工学科
面接
総合型選抜 全学科 基礎学力試験  
機械工学科 グループ討論
機械工学科 面接  
電気電子工学科、
電子物質科学科、
化学バイオ工学科、
数理システム工学科
面接
私費外国人
留学生選抜
全学科 日本留学試験・英語資格試験  
面接  
3年次編入学試験
(一般入試)
機械工学科 共通科目・専門科目  
面接  
3年次編入学試験
(推薦入試)
機械工学科、
電気電子工学科
面接
3年次転入学試験 機械工学科 共通科目・専門科目  
面接  

求める学生像

育てる人間像

「仁愛を基礎にした自由啓発」の精神を尊び、人類の豊かな未来の創成に貢献することを理念とし、「ものづくり」を基盤とした基礎力と実践力を備え、地域社会や産業分野でリーダーとして活躍し世界にはばたく人材を育成します。

目指す教育

豊かな教養と感性及び国際的な感覚を身につけ、多様化する社会に主体性を持って柔軟に対応し、独創性に富んだ科学技術を創造する技術者として活躍できるための素地を培う実学重視の教育を行います。

入学を期待する学生像

「ものづくり」に興味があり、何事にも協調性を持ちながら積極的に立ち向かう人、高い倫理観を持って社会に貢献しようとする人、工学を学ぶうえで必要な基礎学力を有する人の入学を期待します。

大学入学までに身につけておくべき基礎能力等

工学部が行う入学者選抜試験は、工学を学ぶうえで必要な基礎学力を受験者が有しているかを判定します。大学入学共通テストでは、前後期日程とも5教科7科目を課し総合的な基礎学力を問うとともに、個別学力検査では、 各学科で学ぶための基本となる学力について問うため、前後期日程とも、数学、理科、英語の3教科3科目を課しています。したがって、入試種別に関わりなく、理系科目に重点を置きながらも、 文系科目を含めて高校までに学習するすべての教科と科目について基礎知識を習得していることが望まれます。

求める学生像

育てる人間像

「仁愛を基礎にした自由啓発」の精神を尊び、人類の豊かな未来の創成に貢献することを理念とし、「ものづくり」を基盤とした基礎力と実践力を備え、地域社会や産業分野でリーダーとして活躍し世界にはばたく人材を育成します。

目指す教育

豊かな教養と感性及び国際的な感覚を身につけ、多様化する社会に主体性を持って柔軟に対応し、独創性に富んだ科学技術を創造する技術者として活躍できるための素地を培う実学重視の教育を行います。

入学を期待する学生像

「ものづくり」に興味があり、何事にも協調性を持ちながら積極的に立ち向かう人、高い倫理観を持って社会に貢献しようとする人、工学を学ぶうえで必要な基礎学力を有する人の入学を期待します。

大学入学までに身につけておくべき基礎能力等

工学部が行う入学者選抜試験は、工学を学ぶうえで必要な基礎学力を受験者が有しているかを判定します。大学入試センター試験では、前後期日程とも5教科7科目を課し総合的な基礎学力を問うとともに、個別学力検査では、 各学科で学ぶための基本となる学力について問うため、前後期日程とも、数学、理科、英語の3教科3科目を課しています。したがって、入試種別に関わりなく、理系科目に重点を置きながらも、 文系科目を含めて高校までに学習するすべての教科と科目について基礎知識を習得していることが望まれます。

※入学者選抜の基本方針は、静岡大学入試案内ページに掲載の、各選抜学生募集要項に記載しています。

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