3つの方針(ポリシー)/ 情報学部

情報学部 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

令和5年11月15日改正

 情報学部は、人間の営みと情報技術が調和した豊かな社会の実現を目指す情報学の教育研究を推進している。技術革新の著しい情報社会で先導的役割を果たすことのできる、豊かな専門知識、深い教養と情報倫理、及び総合的な実践力を有する人材の育成を教育目標として、下記に示す資質・能力を身につけた者に学士(情報学)の学位を授与する。

  1. 情報科学、行動情報学、情報社会学に関して、豊かな専門知識を身につけている。
  2. 深い教養と情報倫理を有し、国際社会や地域社会で活躍できるコミュニケーション能力、及び社会感覚を身につけている。
  3. 情報革命をめぐる状況を認識し、そこで解決すべき社会的・技術的課題を的確に発見・理解する論理的思考力を身につけている。
  4. 情報革命をめぐる社会的・技術的課題について、その解決策を提案・実施・実現する総合的な実践力を身につけている。

情報学部 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

令和5年11月15日改正

 情報学部は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、下記の方針に従って教育課程を編成し実施する。

【教育課程の編成の方針】

下記の科目群を系統的に配置する。

  1. 全学教育科目:高度職業人に必要な知識を身につけるための基礎となる科目
  2. 学部共通科目:「文工融合」の情報学を学ぶ基礎となる科目
  3. 学科間の共通専門科目:情報科学科、行動情報学科および情報社会学科間の複眼的な学びを促進する科目
  4. 学科専門科目:情報科学科、行動情報学科および情報社会学科のそれぞれの領域で必要となる専門的な知識・技術を身につける科目

【教育課程における教育・学習方法に関する方針】

授業の形態及びその目的は次のとおりとする。

  1. 講義中心の授業:基礎的学力および基本的知識を学ぶための授業
  2. 演習または実験中心の授業:基礎的技能の修得、基本的知識の定着および応用を学ぶための授業(協働する力、コミュニケーション能力を育むためのグループワークやプロジェクト形式の授業を含む)
  3. 実習中心の授業:時代と社会が求める人材像について現場において体感するため、また、社会的適応力と職業意識を学ぶための授業(フィールドワークやグループワークを含む)
  4. 卒業研究:情報革命をめぐる社会・技術の現状理解と課題の発見、その解決策の提案・実施・実現にわたる総合的実践力を学ぶため、4年次にゼミナール形式で実施する授業

【学習成果の評価の方針】

「静岡大学アセスメント・ポリシー(学部)」に従う。各授業科目の成績評価はシラバス等に明示した合否判定基準に従うが、その方針としては、おおむね次に挙げる成果物と、取り組みの姿勢や過程について評価するものとする。

  1. 授業科目の評価:科目の態様にしたがって、試験、レポート、制作物、発表等によって行う
  2. 卒業研究の評価:卒業論文、研究発表、口頭試問等によって行う

情報学部 カリキュラム・マップ

情報学部 入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー)

令和3年12月15日改正

令和5年度以降の入学生

育てる人間像

 情報科学と情報社会についての豊かな知識と国際感覚を備え、情報モラルと高度な情報技術、情報マネジメント能力を身につけた社会人を育成します。

目指す教育

 情報科学と情報社会学が連携・融合した情報学の基礎的な教育とともに、計算機科学、情報サービス、情報社会デザインというそれぞれの分野において体系的な専門教育を行います。

求める学生像

 新しい学問分野「情報学」に強く興味を持つ人、情報ネットワーク社会にあって多様化する地域社会に貢献しようという意欲のある人、情報学を学ぶうえで必要な基礎学力と論理的思考力を有する人の入学を期待します。

大学入学までに身につけておくべき教科・科目等

 情報学部は文工融合の理念にもとづいた学部です。学科により理系入試と文系入試がありますが、大学入学後は3学科の専門科目にまたがる諸科目を履修します。したがって、大学での授業に対応できるように理系文系を問わず広く教科・科目を学習し、基礎知識を習得しておくことが必要です。また基礎知識に加えて、各教科・科目の学習を通して論理的思考力・問題発見力・表現力を養うことも必要です。

入学者選抜の基本方針

【情報科学科】

 人間・社会と調和する情報システムの構築を目的に、a.計算機科学の基礎となる理論や技術、b.インターネットの基礎となる計算機ネットワークの理論と技術、c.人工知能システムなどの高度な情報処理システム、d.音声や画像、自然言語などのメディア処理とその応用、e.認知科学やそのヒューマンインタフェースへの応用などの分野で専門的実践能力をもった人材を育成することを目指し、そのための能力・学力・適性などを次の各試験において判断します。

【情報社会学科】

 高度情報化は、人間の社会や文化に深く影響を与えています。情報社会学科では、情報技術や情報システムの可能性や危険性などを理解したうえで、多角的な観点から情報社会の目標や課題を考えていきます。そして、多様な専門家との協働の場を形成し、新しい情報社会をデザイン・実現できる人材を育成することを目指し、そのための能力・学力・適性などを次の各試験において判断します。

【行動情報学科】

 高度情報化社会の下で、個人や組織の行動主体の情報学研究や、ICTのより実践的な活用が強く求められています。行動情報学科では、情報科学と行動科学を融合させ独自に発展しつつある「行動情報学」をベースに、革新的なサービスを創出する人材の育成を目指し、そのための能力・学力・適性などを次の各試験において判断します。

《一般選抜(前期日程)》
  1. 大学入学共通テスト:大学で学ぶに際しての基礎学力の達成度を判断します。
  2. [情報科学科]個別学力検査:情報科学科で学ぶための基本となる論理的思考力、理解力、記述力などを多面的・総合的に判断します。
    [情報社会学科]個別学力検査:情報社会学科で学ぶための基本となる論理的思考力、理解力、表現力、問題発見能力などを総合的に判断します。「小論文」においては、与えられた課題に対する理解力や思考力にもとづき、論理的な文章を主体的に組み立てる能力、記述力など、情報社会学を基盤に社会で活躍していくために必要な素養(情報社会学的素養)を判断します。
    [行動情報学科]個別学力検査:行動情報学科で学ぶための基本となる論理的思考力、理解力、記述力などを総合的に判断します。
《一般選抜(後期日程)》
  1. 大学入学共通テスト:大学で学ぶに際しての基礎学力の達成度を判断します。
  2. [情報科学科]個別学力検査:情報科学科で学ぶための基本となる論理的思考力、理解力、記述力などを総合的に判断します。
    [情報社会学科]個別学力検査:情報社会学科で学ぶための基本となる論理的思考力、理解力、表現力、問題発見能力などを総合的に判断します。
    [行動情報学科]個別学力検査:受験する学科で学ぶための基本となる論理的思考力、理解力、記述力などを総合的に判断します。
《学校推薦型選抜》
  1. 大学入学共通テスト:大学で学ぶに際しての基礎学力の達成度を判断します。
  2. [情報科学科]面接:情報科学科で学ぶために必要な論理的思考力・理解力・問題発見能力を判断します。
    [情報社会学科]面接:情報社会学科で学ぶために必要な能力・学力・適性などを判断します。
    [行動情報学科]グループワーク・個人レポート:行動情報学科で学ぶために必要な能力・学力・適性などを判断します。
《総合型選抜》:情報科学科
  1. 基礎学力を問う試験:大学で学ぶに際しての基礎学力の達成度を判断します。
  2. 書類審査:情報科学科で学ぶために必要な能力・適性などを判断します。
  3. 面接:情報科学科で学ぶための論理的思考力・理解力・問題発見能力等を総合的に判断します。
《私費外国人留学生選抜》
  1. 日本留学試験・英語資格試験:情報学部で学ぶに際して必要不可欠な基礎学力を判断します。
  2. [情報科学科][行動情報学科]個別学力検査(教科):高等学校レベルの数学の基礎的学力の到達度を判断します。
    [情報社会学科]小論文:日本語の理解力・表現力,思考力・考察力などを判断します。
  3. 面接:学習意欲,学科の特性・教育理念との適合性などを判断します。
《3年次編入学試験(一般入試)》:情報科学科
  1. 教養基礎:大学2年次程度の学力を有しているかどうか,その達成度を判断します。
  2. 計算機基礎:専門教育を履修するうえで重要であるアルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等の基礎知識を問い、その基礎的知識の達成度を判断します。
  3. 面接(口頭試問を含む):主に志望動機、意欲、熱意等を評価します。面接中に行う口頭試問では、筆記試験の内容を受けてさらに関連知識についての試問を行います。
《3年次編入学試験(推薦入試)》:情報科学科

 面接(口頭試問を含む):面接時の口頭試問では、専門教育を履修するうえで重要である教養基礎(英語及び数学)、計算機基礎(アルゴリズムとデータ構造、機械語と計算機械、論理回路等)の中から具体的な問題を用いて試問を行います。そのうえで、志望動機、意欲、熱意等を、面接を通して評価します。

入学者選抜方法における重点評価項目

入試区分 学科 入学者選抜方法 知識・技能 思考力・判断力
・表現力
主体性を持って
多様な人々と
協働して学ぶ態度
一般選抜
(前期日程)
全学科 大学入学共通テスト  
個別学力検査  
一般選抜
(後期日程)
全学科 大学入学共通テスト  
個別学力検査  
学校推薦型選抜 全教科 大学入学共通テスト  
情報科学科、情報社会学科 面接
行動情報学科 グループワーク・個人レポート
総合型選抜 情報科学科 基礎学力を問う試験  
書類審査
面接
私費外国人
留学生選抜
全学科 日本留学試験・英語資格試験  
個別学力検査  
面接  
3年次編入学試験
(一般入試)
情報科学科 教養基礎  
計算機基礎  
面接(口頭試問を含む)
3年次編入学試験
(推薦入試)
情報科学科 面接(口頭試問を含む)

求める学生像

育てる人間像

 情報科学と情報社会についての豊かな知識と国際感覚を備え、情報モラルと高度な情報技術、情報マネジメント能力を身につけた社会人を育成します。

目指す教育

 情報科学と情報社会学が連携・融合した情報学の基礎的な教育とともに、計算機科学、情報サービス、情報社会デザインというそれぞれの分野において体系的な専門教育を行います。

入学を期待する学生像

 新しい学問分野「情報学」に強く興味を持つ人、情報ネットワーク社会にあって多様化する地域社会に貢献しようという意欲のある人、情報学を学ぶうえで必要な基礎学力と論理的思考力を有する人の入学を期待します。

大学入学までに身につけておくべき基礎能力等

 情報学部は文工融合の理念にもとづいた学部です。学科により理系入試と文系入試がありますが、大学入学後は3学科の専門科目にまたがる諸科目を履修します。 したがって、大学での授業に対応できるように理系文系を問わず広く教科・科目を学習し、基礎知識を習得しておくことが必要です。また基礎知識に加えて、各教科・科目の学習を通して論理的思考力・問題発見力・表現力を養うことも必要です。

※入学者選抜の基本方針は、静岡大学入試案内ページに掲載の、各選抜学生募集要項に記載しています。

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