3つの方針(ポリシー)/ 地域創造学環

地域創造学環(教育プログラム) 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

 地域創造学環は、現代の地域社会が抱えている様々な問題・課題に対処し、より活力にあふれ魅力的な地域社会の創造に取り組む人を育成するため、下記に示す知識、能力、態度を身につけるとともに、所定の期間在籍し、基準となる単位を修得した学生に卒業を認定し、学士(学術)の学位を授与する。

  1. 地域の問題・課題を発見・解決するために必要な幅広い教養と体系的な専門的知識を身につけている。
  2. 地域資源(文化・社会・自然等)を理解し、地域の問題・課題の解決に必要な情報やデータ等を専門的知識・手法により適切に調査・分析・処理するとともに、その結果を効果的に表現することができる。
  3. 地域が抱える問題・課題を発見するとともに、それを多面的に考察し、創造的な思考と論理的・総合的な判断により解決策を企画・立案することができる。またそれを地域社会の様々な主体との協働により実行することができる。
  4. 自らの考えや判断を論理的かつ効果的に伝達できるとともに、他者の発言等に真摯に傾聴してその要点を的確にとらえることができ、他者と自らの意見の交換や調整をすることができる。
  5. 地域の問題・課題に積極的に関心を持ち続け、社会のルールや規範を尊重するとともに、多様な価値に基づいて他者や社会の発展のために行動できる。

地域創造学環 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

令和2年度以降の入学生

令和3年3月17日改正

 地域創造学環は、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)を達成するため、下記の方針に基づき教育課程を編成し、実施する。

  1. 教養科目
    地域の担い手として必要な文化、社会、自然に関する幅広い教養と基本的な学習能力を身につけるために、1・2年次を中心に履修を求める講義中心の「教養科目」を置く。
  2. フィールドワーク及び地域創造演習
    教育課程目標の達成を担保する中核的な科目群として、1年次後期から3年次にわたる「フィールドワーク」、および1年次後期から4年次までの「地域創造演習」を置く。これらの演習科目は相互に連携して授業展開し、「フィールドワーク」では、各学年末に学内外に向けた成果発表会を開催するとともに、4年次の「地域創造演習Ⅳ」では、4年間の学びの成果を総括するため卒業論文ないしは卒業制作の作成・提出を課す。
  3. 必修科目・選択必修科目
    地域社会が抱える様々な問題や課題の調査・分析及び地域社会の様々な主体や利害関係者とのコミュニケーションに必要な基礎的知識や技能を修得するために、1年次を中心に履修を求める講義と演習からなる「必修科目・選択必修科目」を置く。
  4. 選択科目(履修コース別)
    1年次後期以降、学生は下記の3つの履修コースのいずれかを選択する。各コースにおいて必要な基礎的な知識・能力を修得し、さらにそれを発展的ないしは応用的な知識・能力へと高めていくため、1年次から4年次にわたって系統的な履修を求める講義と演習からなる「選択科目」を置く。
    <履修コース> 地域サステナビリティコース、アート&マネジメントコース、スポーツプロモーションコース
  5. 自由選択科目
    学生が自らの学修の必要から、また自らが目指す人材像に基づいて、多様な専門的な知識・能力を修得できるようにするため、履修コース以外のコースや本学の全学部・全学科等で開設されている専門科目等を「自由選択科目」として選択履修できるようにする。(ただし、一部の科目については開設学部・学科等による履修制約がある)
  6. 学びのアドバイザーの配置とe-ポートフォリオ
    学生一人一人に専任教員による「学びのアドバイザー」を配置し、「e-ポートフォリオ」を活用しつつ、3つのコースごとに設定された複数の履修モデルを参照した学修アドバイス、成績・活動状況の把握、進路相談等を、系統的・継続的に実施する。
  7. アクティブ・ラーニング手法の重視
    各授業の実施に際しては、主体的に考える力を育成するため、双方向授業、課題学習、グループワーク、プレゼンテーション等、学生の能動的な参加を取り入れた「アクティブ・ラーニング」の導入をできるかぎり進める。
  8. 授業目標・計画の明確化と事前周知
    各授業について、到達目標、授業計画、授業内容、準備学習の内容、成績評価の基準と方法等を明確にし、それをシラバス等により学生に事前に周知する。成績評価は、透明性を持って厳格に行う。

令和元年度以前の入学生

令和3年3月17日改正

 地域創造学環は、学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)を達成するため、下記の方針に基づき教育課程を編成し、実施する。

  1. 教養科目
    地域の担い手として必要な文化、社会、自然に関する幅広い教養と基本的な学習能力を身につけるために、1・2年次を中心に履修を求める講義中心の「教養科目」を置く。
  2. フィールドワーク及び地域創造演習
    教育課程目標の達成を担保する中核的な科目群として、1年次後期から3年次にわたる「フィールドワーク」、および1年次後期から4年次までの「地域創造演習」を置く。これらの演習科目は相互に連携して授業展開し、「フィールドワーク」では、各学年末に学内外に向けた成果発表会を開催するとともに、4年次の「地域創造演習Ⅳ」では、4年間の学びの成果を総括するため卒業論文ないしは卒業制作の作成・提出を課す。
  3. 学環共通科目
    地域社会が抱える様々な問題や課題の調査・分析及び地域社会の様々な主体や利害関係者とのコミュニケーションに必要な基礎的知識や技能を修得するために、1年次を中心に履修を求める講義と演習からなる「学環共通科目」を置く。
  4. コース選択科目
    1年次後期以降、学生は下記の5つの履修コースのいずれかを選択する。各コースにおいて必要な基礎的な知識・能力を修得し、さらにそれを発展的ないしは応用的な知識・能力へと高めていくため、1年次から4年次にわたって系統的な履修を求める講義と演習からなる「コース選択科目」を置く。
    <履修コース> 地域経営コース、地域共生コース、地域環境・防災コース、アート&マネジメントコース、スポーツプロモーションコース
  5. 自由選択科目
    学生が自らの学修の必要から、また自らが目指す人材像に基づいて、多様な専門的な知識・能力を修得できるようにするため、履修コース以外のコースや本学の全学部・学科等で開設されている専門科目等を「自由選択科目」として選択履修できるようにする。(ただし、一部の科目については開設学部・全学科等による履修制約がある)
  6. 学びのアドバイザーの配置とe-ポートフォリオ
    学生一人一人に専任教員による「学びのアドバイザー」を配置し、「e-ポートフォリオ」を活用しつつ、5つのコースごとに設定された複数の履修モデルを参照した学修アドバイス、成績・活動状況の把握、進路相談等を、系統的・継続的に実施する。
  7. アクティブ・ラーニング手法の重視
    各授業の実施に際しては、主体的に考える力を育成するため、双方向授業、課題学習、グループワーク、プレゼンテーション等、学生の能動的な参加を取り入れた「アクティブ・ラーニング」の導入をできるかぎり進める。
  8. 授業目標・計画の明確化と事前周知
    各授業について、到達目標、授業計画、授業内容、事前・事後学習の内容、成績評価の基準と方法等を明確にし、それをシラバス等により学生に事前に周知する。成績評価は、透明性を持って厳格に行う。

地域創造学環 カリキュラム・マップ

地域創造学環 入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー)

令和4年度以前の入学生

求める学生像

地域創造学環では、地域社会の様々な問題・課題に興味関心があり、それらに主体的に関わろうとする思いを持っている人を求めます。
そして、ディプロマ・ポリシーに定める教育目標の達成のため、次に掲げる知識、能力、資質を備えた人を選抜します。

  1. 高等学校等において幅広い教科・科目を修得している。
  2. 大学において教養と専門的知識を身につけるための基礎となる日本語運用能力を有している。(文章読解力、文章表現力、聴取力、語彙力)
  3. 知識や情報、経験をもとに、様々な問題・課題につき筋道を立てて考え、判断することができる。(論理的思考力、分析力、判断力、考察力)
  4. いろいろなことを学び身につけ自分の能力を高めることにより、地域社会の担い手として成長したいという意欲を有している。
  5. 学校での課外活動や地域でのボランティア活動等を通じて、他者とコミュニケーションをとりながら、グループで協働して課題に取り組んだ経験が豊富にある。
  6. アートの分野において創造力と表現力を有している。
  7. 一定のスポーツ歴ないしは基礎的・複合的運動力を有している。

 入学者選抜では、入試区分ごとに、上記のうち複数の項目を重視した試験を実施することにより、多様な人材の選抜を行います。

※入学者選抜の基本方針は、静岡大学入試案内ページに掲載の、各選抜学生募集要項に記載しています。

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