3つの方針(ポリシー)/ 教育学研究科

教育学研究科 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

令和2年度以降の入学生

教育学研究科は、教育実践高度化専攻(専門職学位課程)また共同教科開発学専攻(博士課程)の2つの専攻からなり、各専攻においては、下記に示す資質・能力を身につけている者にそれぞれ、教職修士(専門職)、博士(教育学)の学位を授与する。

教育実践高度化専攻

学校や地域の教育リーダーとして活躍できる高度な専門的職業人としての教員の養成を目的として、教育に対する使命感や倫理観等の教育的素養を高めるとともに、理論知と実践知とを往還・融合する新しい知識体系の構築に取り組み、教科の専門性や学習理論等に基づく授業力、教育心理学や臨床心理学等を踏まえた子ども理解に基づく生徒指導・支援力、現代的な教育課題に対応する教育課題対応力、学級や学校組織の協働化・活性化を図る学校改善リーダーシップに基づく高度な実践的指導力を身につけている者に教職修士(専門職)の学位を授与する。

共同教科開発学専攻

共同教科開発学専攻は、学校教育が抱える複雑化し、多様化した諸問題に対応した高度な教科学と教育環境学を融合した教科開発学を学び、学位取得後に国公私立大学の教員養成系の学士課程、教職大学院を含む大学院課程等の高等教育機関において、自立した教科開発学分野の教育者及び研究者として、高度な資質を持った教員養成を行うことのできる者を育成することを目的としている。
本共同専攻では、規定の年限在学し、かつ、所定の単位を修得し、以下のような能力を獲得するとともに、指導教員の指導の下で必要な研究指導を受けて学位論文を作成し、学位論文の審査及び当該論文を中心とした最終試験に合格した者に「博士(教育学)」の学位を授与する。

◎教育事象の因果関係を把握する能力を身につけ、教科との関わりの中で学校教育が抱える諸問題に自立して対応し得る研究能力
◎学術的な専門的知見を教科内容として構成できる能力を身につけ、教育論、教科内容の構成原理や教育方法、教材を開発する能力
◎理論と実践の検証能力を身につけ、学校教育の実践を理論化し、その理論を実践に活かす能力

なお、学位論文の審査にあたっては、客観性及び厳格性を確保するため、「学位論文審査基準」を定めており、学位論文はこの基準を満たすものであることが求められる。

令和元年度以前の入学生

教育学研究科は、学校教育研究専攻(修士課程)、教育実践高度化専攻(専門職学位課程)、また共同教科開発学専攻(博士課程)の3つの専攻からなり、各専攻においては、下記に示す資質・能力を身につけている者にそれぞれ、修士(教育学)、教職修士(専門職)、博士(教育学)の学位を授与する。

学校教育研究専攻

教育に関する高度な専門的力量および見識を備えた学校教員並びに教育事業従事者の育成を教育目標とし、 社会における学校教育の理念を理解し、教育に関する深い専門的知識と考え方を身につけること、教科や発達・学習に関する諸問題を論理的に考察し研究できる能力、及び地域社会が直面する教育課題に実践的に対応できる能力を身につけている者に修士(教育学)の学位を授与する。

教育実践高度化専攻

新しい学校づくりの有⼒な担い⼿となる新⼈教員、及び⾼度な実践的指導⼒を備えた中核的な中堅教員の養成を教育目標とし、理論知と実践知とを融合する新しい知識体系の構築に取り組み、現代的学校教育課題解決につながる理論的、学術的基礎を備えて、⾼度な実践的指導⼒を⾝につけている者に教職修士(専門職)の学位を授与する。

共同教科開発学専攻

共同教科開発学専攻は、学校教育が抱える複雑化し、多様化した諸問題に対応した高度な教科学と教育環境学を融合した教科開発学を学び、学位取得後に国公私立大学の教員養成系の学士課程、教職大学院を含む大学院課程等の高等教育機関において、自立した教科開発学分野の教育者及び研究者として、高度な資質を持った教員養成を行うことのできる者を育成することを目的としている。
本共同専攻では、規定の年限在学し、かつ、所定の単位を修得し、以下のような能力を獲得するとともに、指導教員の指導の下で必要な研究指導を受けて学位論文を作成し、学位論文の審査及び当該論文を中心とした最終試験に合格した者に「博士(教育学)」の学位を授与する

◎教育事象の因果関係を把握する能力を身につけ、教科との関わりの中で学校教育が抱える諸問題に自立して対応し得る研究能力
◎学術的な専門的知見を教科内容として構成できる能力を身につけ、教育論、教科内容の構成原理や教育方法、教材を開発する能力
◎理論と実践の検証能力を身につけ、学校教育の実践を理論化し、その理論を実践に活かす能力

なお、学位論文の審査にあたっては、客観性及び厳格性を確保するため、「学位論文審査基準」を定めており、学位論文はこの基準を満たすものであることが求められる。

教育学研究科 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

令和4年度以降の入学生

令和5年3月15日改正

教育学研究科は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、下記の方針に従って教育課程を編成し実施する。

教育実践高度化専攻

【教育課程の編成の方針】

教育活動に積極的に取り組み、将来的に様々な教育分野でリーダー的役割を担うことのできる新人・若手教員、及び専門研修リーダーなど学校や地域の教育リーダーとして活躍できる高度な実践的指導力を備えた中核的な中堅教員の養成を目的として設計されたカリキュラムに基づいて、下記の科目区分のもと合計50単位以上を履修する。

  1. 教育に対する使命感・倫理観の教育的素養を高めるとともに、授業力、生徒指導・支援力、教育課題対応力、学校改善リーダーシップの資質・能力に関わる最新の教育動向等についての理解を深め、基盤的学力を身につけることを目指す「共通科目」(9科目 18単位)
  2. 授業力、生徒指導・支援力、教育課題対応力、学校改善リーダーシップのいずれかに関わる専門分野に重点をおいて学びを深め、高度な実践的指導力を育成・向上することを目指す「分野科目」(7科目 14単位以上)
  3. 個人が分野に関わる問題関心に基づいた教育課題を設定し探究することを目指す「課題研究」(4科目 8単位)
  4. 「理論と実践の往還」を強く意識して「共通科目」、「分野科目」、「課題研究」での学びと連動させながら、高度な実践的指導力をより一層高めるとともに、専門分野に関わるリーダーとして活躍できる教員の養成をねらいとする「実習科目」(3科目 10単位)

その上で、各分野に関わる実践的研究に専任教員の支援を受けて取り組み、その成果を報告書の形で提出する。

【教育課程の編成の方針】

教育活動に積極的に取り組み、将来的に様々な教育分野でリーダー的役割を担うことのできる新人・若手教員、及び専門研修リーダーなど学校や地域の教育リーダーとして活躍できる高度な実践的指導力を備えた中核的な中堅教員の養成を目的として設計されたカリキュラムに基づいて、下記の科目区分のもと合計46単位以上を履修する。

  1. 教育に対する使命感・倫理観の教育的素養を高めるとともに、授業力、生徒指導・支援力、教育課題対応力、学校改善リーダーシップの資質・能力に関わる最新の教育動向等についての理解を深め、基盤的学力を身につけることを目指す「共通科目」(9科目 18単位)
  2. 授業力、生徒指導・支援力、教育課題対応力、学校改善リーダーシップのいずれかに関わる専門分野に重点をおいて学びを深め、高度な実践的指導力を育成・向上することを目指す「分野科目」(7科目 14単位以上)
  3. 個人が分野に関わる問題関心に基づいた教育課題を設定し探究することを目指す「課題研究」(2科目 4単位)
  4. 「理論と実践の往還」を強く意識して「共通科目」、「分野科目」、「課題研究」での学びと連動させながら、高度な実践的指導力をより一層高めるとともに、専門分野に関わるリーダーとして活躍できる教員の養成をねらいとする「実習科目」(3科目 10単位)

その上で、各分野に関わる実践的研究に専任教員の支援を受けて取り組み、その成果を報告書の形で提出する。

【教育課程における教育・学習方法に関する方針】

教育学研究科教育実践高度化専攻教育の質保証ガイドラインに従う。各授業科目の成績評価はシラバス等に明示した合否判定基準に従うが、その方針としては、おおむね次に挙げる成果物と、取り組みの姿勢や過程について評価するものとする。

  1. 教職に関わる教育的素養、最新の教育動向に関する知識や基盤的学力を身につけるため、講義、討論、発表形式等の授業を行う。
  2. 教育実践に関わる専門分野の理解を深め、実践的指導力を育成・向上するため、演習、グループワーク、実験等の授業を行う。
  3. 教育課題の解決を目指す探究力を育成・向上するため、ゼミナール形式の授業を行う。
  4. 高度な実践的指導力を育成・向上するため、学校や教育施設において、実務的な経験と省察を繰り返す実習形式の授業を行う。
【学習成果の評価の方針】

「静岡大学アセスメント・ポリシー(教育学研究科教育実践高度化専攻)」に従う。各授業科目の成績評価はシラバス等に明示した合否判定基準に従うが、その方針としては、おおむね次に挙げる成果物と、取り組みの姿勢や過程について評価するものとする。

  1. 実習科目を除く授業科目の評価は、科目の態様にしたがって、試験、レポート、発表等によって行う。
  2. 実習科目の評価は、活動内容と取り組みの姿勢によって行う。
  3. 最終試験の評価は、成果報告書、課題研究報告書、口頭試問等によって行う。

共同教科開発学専攻

【教育課程の編成の方針】

共同教科開発学専攻では、子どもたちを取り巻く環境を視野に入れ、教科との関わりの中で学校教育が抱える複雑化し、多様化した諸課題に対応した教科開発学の分野における研究を行いつつ、専門に関する幅広い知識や深い理解に基づき研究を遂行する能力及び実践力を有する大学教員をはじめとした研究職を志向する者の育成をめざし、以下の科目等で教育課程を編成し実施します。

◎教科開発学の原理的諸課題や教科開発学の研究方法論を習得したり、大学教員としての教育実践力、教員FD等、実践的諸課題を探究したりするための専攻基礎科目
◎教育環境学と教科学の先進的かつ多様な知見を習得するとともに、その知見を教科開発、教育方法、教材開発などに活用することを追究するための専攻分野科目
◎教員から提示された研究課題や自己の研究課題について、成果発表を通した学生自身の課題追究、各学生の研究進捗状況をフォローアップするための専攻応用科目

【教育課程における教育・学習方法に関する方針】

共同教科開発学専攻における教育は、授業科目の履修と学位論文の作成に関する指導によって行われます。具体的な教育・学習方法に関する方針は次のとおりです。

◎教科開発学の研究方法論を習得し実践的諸課題を探究するために、講義、討論、発表形式等の授業を行う。
◎教育環境学と教科学の先進的かつ多様な知見を習得し教科開発などに活用することを追究するために、演習、グループワーク、フィールドワーク等の授業を行う。
◎自己の研究課題を追究し研究成果を評価するために、発表形式の授業を行う。

【学習成果の評価の方針】

授業科目の成績評価は、シラバス等に明示した判定基準に従いますが、その方針としては、おおむね次のとおりに評価するものとします。

◎授業科目の評価は、科目の態様にしたがって、筆記試験、口頭試問、報告書等によって行う。
◎最終試験の評価は、博士論文についての研究成果及びこれらに関連する授業科目について、口頭又は筆記により行う。

教育学研究科は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、下記の方針に従って教育課程を編成し実施する。

教育実践高度化専攻

【教育課程の編成の方針】

教育活動に積極的に取り組み、将来的に様々な教育分野でリーダー的役割を担うことのできる新人・若手教員、及び専門研修リーダーなど学校や地域の教育リーダーとして活躍できる高度な実践的指導力を備えた中核的な中堅教員の養成を目的として設計されたカリキュラムに基づいて、下記の科目区分のもと合計46単位以上を履修する。

  1. 教育に対する使命感・倫理観の教育的素養を高めるとともに、授業力、生徒指導・支援力、教育課題対応力、学校改善リーダーシップの資質・能力に関わる最新の教育動向等についての理解を深め、基盤的学力を身につけることを目指す「共通科目」(9科目18単位)
  2. 授業力、生徒指導・支援力、教育課題対応力、学校改善リーダーシップのいずれかに関わる専門分野に重点をおいて学びを深め、高度な実践的指導力を育成・向上することを目指す「分野科目」(7科目14単位以上)
  3. 個人が分野に関わる問題関心に基づいた教育課題を設定し探究することを目指す「課題研究」(2科目4単位)
  4. 「理論と実践の往還」を強く意識して「共通科目」、「分野科目」、「課題研究」での学びと連動させながら、高度な実践的指導力をより一層高めるとともに、専門分野に関わるリーダーとして活躍できる教員の養成をねらいとする「実習科目」(3科目10単位)

その上で、各分野に関わる実践的研究に専任教員の支援を受けて取り組み、その成果を報告書の形で提出する。

【教育課程における教育・学習方法に関する方針】
  1. 教職に関わる教育的素養、最新の教育動向に関する知識や基盤的学力を身につけるため、講義、討論、発表形式等の授業を行う。
  2. 教育実践に関わる専門分野の理解を深め、実践的指導力を育成・向上するため、演習、グループワーク、実験等の授業を行う。
  3. 教育課題の解決を目指す探究力を育成・向上するため、ゼミナール形式の授業を行う。
  4. 高度な実践的指導力を育成・向上するため、学校や教育施設において、実務的な経験と省察を繰り返す実習形式の授業を行う。
【学習成果の評価の方針】

教育学研究科教育実践高度化専攻教育の質保証ガイドラインに従う。各授業科目の成績評価はシラバス等に明示した合否判定基準に従うが、その方針としては、おおむね次に挙げる成果物と、取り組みの姿勢や過程について評価するものとする。

  1. 実習科目を除く授業科目の評価は、科目の態様にしたがって、試験、レポート、発表等によって行う。
  2. 実習科目の評価は、活動内容と取り組みの姿勢によって行う。
  3. 最終試験の評価は、成果報告書、課題研究報告書、口頭試問等によって行う。

共同教科開発学専攻

【教育課程の編成の方針】

共同教科開発学専攻では、子どもたちを取り巻く環境を視野に入れ、教科との関わりの中で学校教育が抱える複雑化し、多様化した諸課題に対応した教科開発学の分野における研究を行いつつ、専門に関する幅広い知識や深い理解に基づき研究を遂行する能力及び実践力を有する大学教員をはじめとした研究職を志向する者の育成をめざし、以下の科目等で教育課程を編成し実施します。

◎教科開発学の原理的諸課題や教科開発学の研究方法論を習得したり、大学教員としての教育実践力、教員FD等、実践的諸課題を探究したりするための専攻基礎科目
◎教育環境学と教科学の先進的かつ多様な知見を習得するとともに、その知見を教科開発、教育方法、教材開発などに活用することを追究するための専攻分野科目
◎教員から提示された研究課題や自己の研究課題について、成果発表を通した学生自身の課題追究、各学生の研究進捗状況をフォローアップするための専攻応用科目

【教育課程における教育・学習方法に関する方針】

共同教科開発学専攻における教育は、授業科目の履修と学位論文の作成に関する指導によって行われます。具体的な教育・学習方法に関する方針は次のとおりです。

◎教科開発学の研究方法論を習得し実践的諸課題を探究するために、講義、討論、発表形式等の授業を行う。
◎教育環境学と教科学の先進的かつ多様な知見を習得し教科開発などに活用することを追究するために、演習、グループワーク、フィールドワーク等の授業を行う。
◎自己の研究課題を追究し研究成果を評価するために、発表形式の授業を行う。

【学習成果の評価の方針】

授業科目の成績評価は、シラバス等に明示した判定基準に従いますが、その方針としては、おおむね次のとおりに評価するものとします。

◎授業科目の評価は、科目の態様にしたがって、筆記試験、口頭試問、報告書等によって行う。
◎最終試験の評価は、博士論文についての研究成果及びこれらに関連する授業科目について、口頭又は筆記により行う。

教育学研究科は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、下記の方針に従って教育課程を編成し実施する。

学校教育研究専攻

教科、子ども・学校、さらに発達・学習に関する専門的な深い知識を有し、国際的感覚を備え、地域・学校の教育課程に広い視野から実践的に対応できる能力を身につけるための系統的な授業配置と研究指導を行う。

  1. 共通科目として教職キャリア、初等・中等教育の総合研究、身体・芸術系教育などに関連した科目、及び教育現場の現代的課題に対応した国際理解教育、環境教育、情報教育に関連する科目の中から6単位以上を履修する。
  2. 教育実践能力を育成するための共通実践科目として専修実践研究2単位及び教材開発論2単位を必須科目とする。
  3. 専門分野に関わる知識や研究能力を身につけるための専修教科科目の中から10単位以上を選択し、課題研究6単位と自由選択科目4単位以上を履修する。

合計30単位以上を履修する。その上で、専修する領域の中から主題を選び研究指導を受け、修士論文、または研究成果を提出する。

教育実践高度化専攻

新しい学校づくりの有⼒な担い⼿となりうる新⼈教員、または⾼度な実践的指導⼒を備えた中核的な中堅教員の養成を目的として設計されたカリキュラムに基づいて、下記の科目区分のもと合計48単位以上を履修する。

  1. ⾼度な実践的指導⼒の基盤的構成部分をなす知識・能⼒の獲得を目指す「共通科目」(11科目22単位)
  2. 「学校組織開発」、「教育⽅法開発」、「⽣徒指導⽀援」及び「特別⽀援教育」各領域において、さらに進んだ知識・能⼒の獲得を目指す「選択科目」(8科目16単位)
  3. 「共通科目」及び「選択科目」で学習した内容を実際に学校教育現場で確認したり適⽤したりすることをねらいとする実習科目。具体的には、「基盤実習」(3単位)及び「領域別実習」(3単位)のほか、本専攻での学修履歴を踏まえて2年次に全員が取り組む「学校改善⼒育成実習(学卒⼤学院⽣向け、4単位)」もしくは「学校改善⼒⾼度化実習(現職⼤学院⽣向け、4単位)」から構成される「学校における実習科目」(3科目10単位)がある。

その上で、専攻領域に関わる実践的研究に専任教員の⽀援を受けて取り組み、その成果を報告書の形で提出する。

共同教科開発学専攻

共同教科開発学専攻における教育は、授業科目の履修と学位論文の作成に関する指導によって行われる。本共同専攻では、子どもたちを取り巻く環境を視野に入れ、教科との関わりの中で学校教育が抱える複雑化し、多様化した諸課題に対応した教科開発学の分野における研究を行いつつ、専門に関する幅広い知識や深い理解に基づき研究を遂行する能力及び実践力を有する大学教員をはじめとした研究職を志向する者の育成をめざし、以下の科目等で教育課程を編成し実施する。

◎教科開発学の原理的諸課題や教科開発学の研究方法論を習得したり、大学教員としての教育実践力、教員FD等、実践的諸課題を探究したりするための専攻基礎科目
◎教育環境学と教科学の先進的かつ多様な知見を習得するとともに、その知見を教科開発、教育方法、教材開発などに活用することを追究するための専攻分野科目
◎教員から提示された研究課題や自己の研究課題について、成果発表を通した学生自身の課題追究、各学生の研究進捗状況をフォローアップするための専攻応用科目

教育学研究科 カリキュラム・マップ

教育学研究科 カリキュラム・ツリー

教育学研究科 入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー)

令和4年1月19日改正

令和5年度以降の入学生

求める学生像

【教育実践高度化専攻】

◆ 育てる人間像

教育に関する高度な専門的力量と見識を備え、校内外の様々な専門機関との間で適切な連携協力関係を構築し、学校や地域の教育リーダーとして活躍できる高度な専門的職業人としての教員を育成します。

◆ 目指す教育

教育に対する使命感や倫理観等の教育的素養を高めるとともに、理論知と実践知とを往還・融合する新しい知識体系の構築に取り組み、4つの資質・能力「授業力」「生徒指導・支援力」「教育課題対応力」「学校改善リーダーシップ」に基づく高度な実践的指導力を身につけることを教育目標とします。

◆ 求める学生像

学部卒等大学院生については、「教員としての基礎的・基本的な資質能力を身につけていることに加え、他者と協働する力を備えていること」を、一定の教職経験を有し修了後に中核的中堅教員として活躍が期待できる現職大学院生については、「本専攻で学習する目的とねらいが明確であり、豊かな教科指導・生徒指導の実践経験を有していること」を求めています。また、学部卒等大学院生・現職大学院生双方に共通して、授業力、生徒指導・支援力、教育課題対応力や学校改善リーダーシップの基礎となる理論と実践を往還させて、教育課題・組織課題を解決するための実践的指導力を高めたい人を求めています。

◆ 入学に必要とされる資質・能力

入学者選抜では、学卒受験者については、教員としての基礎的・基本的資質能力が十分備わっているかを判断します。現職受験者については、これまでの教員経験で培った教育実践力や問題意識に加え、今後学校や地域の教育リーダーとして活躍できる高度職業人となるために必要な能力、学力、適性などを有しているかを判断します。

◆ 入学者選抜の基本方針

《教員養成自己推薦型入試》

[教育実践力育成コース]

静岡大学教育学部に在学する学生で、その年度末までに卒業見込みの者で、大学院修了後に教員となることを目指し、合格した場合に入学を確約でき、前年度終了時のGPA が規定の点数以上であることを推薦要件とします。

(一次試験)
口述試験で、大学院進学の動機や目的、入学後に取り組みたい実践的課題や探究テーマ、志望分野(教科教育の場合は当該教科)に関わる専門的知識について試問し、教員として必要な基礎的・基本的な資質能力を判断します。一次試験の得点が7割以上の場合、二次試験は免除されます。

(二次試験)
「教育原理・教育心理学」の筆記試験と「口述試験」を行います。「教育原理・教育心理学」では、教育学や教育心理学に関する基本的知識に加え、理論を教育実践に則して解釈する思考力を評価します。
口述試験で、大学院進学の動機や目的、入学後に取り組みたい実践的課題や探究テーマ、志望分野(教科教育の場合は当該教科)に関わる専門的知識について試問し、教員として必要な基礎的・基本的な資質能力を判断します。

《一般入試》

[教育実践力育成コース]

「教育原理・教育心理学」の筆記試験と「口述試験」を行います。「教育原理・教育心理学」では、教育学や教育心理学に関する基本的知識に加え、理論を教育実践に則して解釈する思考力を評価します。
口述試験では、大学院進学の動機や目的、入学後に取り組みたい実践的課題や探究テーマ、志望分野(教科教育の場合は当該教科)に関わる専門的知識について試問し、教員として必要な基礎的・基本的な資質能力を判断します。

《教職キャリア形成入試》

[教育実践力育成コース]

「小論文」と「口述試験」を行います。「小論文」では、今日的な教育課題に関するテーマに関する興味・関心、専門的知識に加え、論理的思考力や表現力を評価します。
「口述試験」では、大学院進学の動機や目的、入学後に取り組みたい実践的課題や探究テーマ、志望分野(教科教育の場合は当該教科)に関わる専門的知識やこれまでの教育実践についても試問し、教員として必要な資質能力及び実践的指導力を判断します。

《現職教員特別入試》

[教育実践開発コース][学校組織開発コース]

「口述試験」で、大学院進学の動機や目的、入学後に取り組みたい実践的課題や探究テーマ、志望分野(教科教育の場合は当該教科)に関わる専門的知識やこれまでの教育実践についても試問し、教員として必要な資質能力及び実践的指導力を判断します。

【共同教科開発学専攻】

共同教科開発学専攻は、愛知教育大学と静岡大学が共同して教育課程を構成している後期3年のみの博士課程です。本共同専攻では、子どもたちを取り巻く環境を視野に入れ、教科との関わりの中で学校教育が抱える複雑化、多様化した諸課題に対応した教育及び研究を行っています。

◆ 目指す教育

本共同専攻は、教科開発学について高度で専門的な教育及び研究を行うことで、次のような能力を持つ者の育成を目指しています。
◎教育事象の因果関係を把握し、教科との関わりの中で学校教育が抱える諸問題に対応した研究を自立して遂行できる能力
◎学術的及び専門的知見を教科内容として構成し、教育論、教科内容の構成原理や教育方法、教材を開発する能力
◎学校教育の実践を理論化し、その理論を実践に活かす能力

◆ 求める学生像

本共同専攻では、大学院修士課程又は専門職学位課程や教育現場等で培った十分な学力、研究力、実践力に加え、新たな学問分野に挑戦する意欲を有し、博士の学位取得後、教科開発学の分野において自立して研究と実践を行い、大学教員をはじめとした研究者として、広く教育界に貢献する意志がある者を求めています。

◆ 入学者選抜の基本方針

入学者の選抜は、小論文試験、外国語(英語)筆記試験、口述試験の結果を総合して行います。

◎ 小論文試験
教育に関するテーマで、研究に必要な論述力を評価します。
◎ 外国語(英語)筆記試験
教育に関する英文で、研究に必要な英語力を評価します。
◎ 口述試験

これまでの研究内容と入学後の研究計画等を中心に行います。その際、出願書類を資料とします。

求める学生像

【教育実践高度化専攻】

◆ 育てる人間像

教育に関する高度な専門的力量と見識を備え、校内外の様々な専門機関との間で適切な連携協力関係を構築し、学校や地域の教育リーダーとして活躍できる高度な専門的職業人としての教員を育成します。

◆ 目指す教育

教育に対する使命感や倫理観等の教育的素養を高めるとともに、理論知と実践知とを往還・融合する新しい知識体系の構築に取り組み、4つの資質・能力「授業力」「生徒指導・支援力」「教育課題対応力」「学校改善リーダーシップ」に基づく高度な実践的指導力を身につけることを教育目標とします。

◆ 入学を期待する学生像

学部卒等大学院生については、「教員としての基礎的・基本的な資質能力を身につけていることに加え、他者と協働する力を備えていること」を、一定の教職経験を有し修了後に中核的中堅教員として活躍が期待できる現職大学院生については、「本専攻で学習する目的とねらいが明確であり、豊かな教科指導・生徒指導の実践経験を有していること」を求めています。また、学部卒等大学院生・現職大学院生双方に共通して、授業力、生徒指導・支援力、教育課題対応力や学校改善リーダーシップの基礎となる理論と実践を往還させて、教育課題・組織課題を解決するための実践的指導力を高めたい人を求めています。

◆ 入学に必要とされる資質・能力

入学者選抜では、学卒受験者については、教員としての基礎的・基本的資質能力が十分備わっているかを判断します。現職受験者については、これまでの教員経験で培った教育実践力や問題意識に加え、今後学校や地域の教育リーダーとして活躍できる高度職業人となるために必要な能力、学力、適性などを有しているかを判断します。

【共同教科開発学専攻】

共同教科開発学専攻は、愛知教育大学と静岡大学が共同して教育課程を構成している後期3年のみの博士課程です。本共同専攻では、子どもたちを取り巻く環境を視野に入れ、教科との関わりの中で学校教育が抱える複雑化、多様化した諸課題に対応した教育及び研究を行っています。
本共同専攻は、教科開発学について高度で専門的な教育及び研究を行うことで、次のような能力を持つ者の育成を目指しています。

◎教育事象の因果関係を把握し、教科との関わりの中で学校教育が抱える諸問題に対応した研究を自立して遂行できる能力
◎学術的及び専門的知見を教科内容として構成し、教育論、教科内容の構成原理や教育方法、教材を開発する能力
◎学校教育の実践を理論化し、その理論を実践に活かす能力

本共同専攻では、大学院修士課程又は専門職学位課程や教育現場等で培った十分な学力、研究力、実践力に加え、新たな学問分野に挑戦する意欲を有し、博士の学位取得後、教科開発学の分野において自立して研究と実践を行い、大学教員をはじめとした研究者として、広く教育界に貢献する意志がある者を求めています。

求める学生像

◆育てる人間像

【学校教育研究専攻・教育実践高度化専攻】

教育に関する⾼度な専門的⼒量と⾒識をそなえた学校教員をはじめ、教育関連分野で活躍する⼈材を育成します。

◆目指す教育

【学校教育研究専攻】
教科、⼦ども・学校、⼜は発達・学習に関する専門的な知識・⼒量を⾼め、地域・学校の教育課題に広い視野から実践的に対応できる⼈材を養成します。

【教育実践高度化専攻】
現職⼤学院⽣を対象に、地域や学校において指導的・中核的な役割を果たす⾼度で優れた実践的指導⼒を備えたスクールリーダーの養成と、学卒⼤学院⽣を対象に、新しい学校づくりの有力な担い⼿として⾃ら積極的に取り組み、将来的にリーダーとしての役割を果たすことができる新⼈教員を養成します。

◆入学を期待する学生像

【学校教育研究専攻】
学校教育研究専攻では、以下のような学生を求めています。
・教科と研究に関する基礎的能力を持つ人
・教科や発達・学習に関する諸問題を論理的に考察しようとする人
・教育経験を省察し、さらに高度な専門的能力、資質を探求しようとする人

【教育実践高度化専攻】
現職⼤学院⽣については、「本専攻で学修する目的とねらいが明確であり、豊かな教科指導・⽣徒指導の実践経験を有していること」を、学卒⼤学院⽣については、「教員としての基礎的・基本的な資質能⼒を⾝につけていることに加え、他者と協働する⼒を備えていること」を求めています。また、現職⼤学院⽣・学卒⼤学院⽣双⽅に共通して、状況分析⼒や創造的かつ柔軟な思考⼒、論理的展開⼒のほか、コミュニケーション⼒を⾼めたい⼈を求めています。

◆ 入学に必要とされる資質・能力

【学校教育研究専攻】
入学者の選抜は、受験者が社会における学校教育の理念や内容を理解しているか、また効果的な教育実践を行うことが出来る専門的力量を有しているかを判断するために行われます。
一般入試及び外国人留学生入試では、各専攻分野に関する基礎知識と教育原理や教育心理学の基礎的な理解および英文の読解力を判断する筆記試験に加え、学問・研究に対する態度を判断する口述試験を課しています。
教員養成自己推薦型入試では、大学院修了後に学校教員となることを目指す優秀な学生を選抜するもので、一般入試と同様の試験を課しますが、はじめに行う口述試験で、教職意識の高さと学問・研究に対する態度を判断し、特に優秀と認められた学生は、筆記試験を免除します。
また、社会人入試では、各専攻分野に関する基礎知識と教育原理や教育心理学の基礎的理解を判断する筆記試験に加え、学問・研究に対する態度を判断する口述試験を課しています。
教員特別入試では出願書類の審査による基本的資質・能力の判定や、教育原理や教育心理学の基礎的理解を判断する筆記試験に加え、学問・研究に対する態度を判断する口述試験を課しています 。

【教育実践高度化専攻】

学卒受験者については、教員としての基礎的・基本的資質能⼒が⼗分備わっているかどうかを判定するために、筆記試験として教育課程、学校経営、教育内容・⽅法、⽣徒指導・教育相談、特別⽀援教育などの領域に関する基本的知識の正確さを問う「共通問題」と、「教育⽅法開発」、「⽣徒指導⽀援」及び「特別⽀援教育」のうち、⼊学後に志望する専門領域に関する知識や理解⼒、論理的思考⼒を測るための「領域別問題」を課しています。 現職受験者については、これまでの教育実践の内容を証明できるもの(学会誌の論⽂、各種研究会の実践報告や資料、学級通信などの⽇常的な教育実践資料など)を3点まで提出してもらい、それらをもとに教育実践⼒量の質的⽔準を判定しています。 そして、現職及び学卒受験者に対して、修学動機・意欲や目標、課題意識、⼊学後の追求テーマ、⼈間性、コミュニケーション能⼒などを判断するために⼝述試験を実施しています。

※入学者選抜の基本方針は、静岡大学入試案内ページの大学院入試募集要項に掲載の、各選抜学生募集要項に記載しています。

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