ハラスメント相談

なぜ、ハラスメントが問題なのか

ハラスメントは重大な問題を引き起こします。行為者(加害者)が加害の意図を持たずに行った行為であっても、被害者は、人格や尊厳を傷つけられ、身体的・精神的に重大な打撃を受けることになります。そのために学習・研究・就業の意欲を失ってしまったり、退学・退職に追い込まれてしまったりすることもあります。静岡大学の学生及び教職員等すべての者は、ハラスメント行為を行ってはいけませんし周囲で発生しているハラスメント行為を看過してもいけません。一人ひとりが常に意識し、ハラスメントのない健全な環境形成に努めましょう。

ハラスメント防止対策の対象

ハラスメント防止対策の対象は、本学の「構成員」と本学又は構成員の「関係者」です。

  • 「構成員」とは、本学教職員、派遣職員及び学生です。
  • 「関係者」とは、学生等の保護者、関係業者、他機関の共同研究者等、就業又は就学等において本学又は構成員と関係を有する者です。

ハラスメントとは?

本学では、「静岡大学におけるハラスメント防止等に関する規程」において、ハラスメントについて5つの類型と二次ハラスメントを下記のように定義しています。また、「静岡大学におけるハラスメント防止等に関するガイドライン」では、類型ごとにハラスメントにあてはまる可能性のある行為について例示しています。

セクシュアル・ハラスメント

構成員が、他の構成員若しくは関係者の意に反する性的な言動を行うことにより就業若しくは就学環境を害すること、又は他の構成員若しくは関係者に対して利益若しくは不利益を与えることを利用した性的な要求をする行為のこと。

アカデミック・ハラスメント

職員が、学生等又は関係者に対して、教育研究の場における優位的地位を利用して、教育、研究若しくは就学上の不適切な言動又は差別的な取扱いを行うこと。

パワー・ハラスメント

職員が、他の職員又は関係者に対して、優越的な関係を背景に、業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動を行うことにより、当該職員又は関係者の就業環境等を害すること。

妊娠、出産、育児休業等に関するハラスメント

職員が、他の職員又は関係者の妊娠若しくは出産に関する言動により、又は育児休業、介護休業、子の看護休暇、介護休暇、所定外労働の制限、時間外労働の制限、深夜業の制限若しくは所定労働時間の短縮措置等の制度等の利用に関する言動により、当該職員又は関係者の就業環境を害する行為。

その他のハラスメント

構成員が、他の構成員又は関係者に対して、個人の属性等を理由に不適切な言動若しくは差別的な取扱いを行うこと又は人格権を侵害するような嫌がらせを行うことにより、当該構成員又は関係者に精神的苦痛を与えること。

二次ハラスメント

ハラスメントに関する相談や申立ての制度を利用したことや、調査に協力したこと、その他ハラスメントの防止(問題解決を含みます)に関して正当な対応をした者に対して、報復や嫌がらせをしたり、不利益や損害を与えたりすること。

ハラスメントで悩んでいるときには

本学では、ハラスメント問題の解決や防止のために、学内及び学外に相談窓口を設けています。ハラスメント行為をされて困っていたり、「これってハラスメント?」などの疑問をもったりしたときは、ぜひ利用してください。どの相談窓口においても、相談者のプライバシーは固く保護され、相談内容についても秘密は厳守されます。ひとりで悩んだり、自分を責めたりしなくてもよいのです。問題解決に向けて踏み出してみましょう。 なお、ハラスメントで困ったときはどうしたらよいか、ハラスメントにあてはまる可能性のある行為とはどのような行為かについては、「静岡大学におけるハラスメント防止等に関するガイドライン」でも紹介しています。

学内相談窓口

ハラスメント相談員

学長が指名する教職員が相談員となり、相談者からの相談に対応しています。相談は、手紙、電話、メールで行うことができます。

ハラスメント相談箱

静岡キャンパス・浜松キャンパスの各所に相談箱を設置しています。相談員が定期的に投函の有無及び内容を確認しています。
なお、相談員から折り返しご連絡をしますので、投函にあたっては連絡先を記してください。

学外相談窓口

学外相談窓口は、静岡大学から委託を受けた事業者が、無料で、相談者からの相談に対応しています。
相談は、電話又はwebにより行うことができます。また、匿名での相談も受け付けています。

詳しくは以下のPDFをご覧ください。

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