ネットトラブルから子どもたちを守る「情報モラル教育」
現在の学校教育では、国語や数学といった教科教育だけでなく、情報や環境、キャリアなどさまざまな現代的・社会的課題を教えています。こうした現代的・社会的課題は、進行形の問題が多く、明確な答えが定まっていないため、「どのように教えればよいのか」という課題があります。
例えば、情報社会の進展とともに、情報モラルも重要になってきています。しかし、この情報モラルをどのように教えるかは、実は難しい課題です。
トラブル事例を紹介して、「こんなネットトラブル事例に気をつけなさい」と教えたところで、「自分にはそんなトラブルは起きないだろう」と考え、「自分も気をつけよう」とは思いにくいのです。