多様な物質が流入・循環する沿岸海域で、二酸化炭素の放出・吸収量を観測調査
沿岸海域は、生活排水などの人間活動に由来する炭素(二酸化炭素や有機炭素)が多く流入してきます。さらに、栄養塩類(窒素やリン)も同様に流入してきます。有機炭素は分解されて二酸化炭素生成、栄養塩類は光合成に利用されることで二酸化炭素消費が起こります。
これらの過程のどちらが優勢かによって、その海域が大気に対して二酸化炭素を放出するのか、吸収するのかが決まります。二酸化炭素の放出・吸収量は、その海域における生態系の構成、例えば植物プランクトンが優占しているのか、アマモなどの水生植物が優占しているのかによっても大きく変化します。
そのため、様々なタイプの沿岸海域を訪れて現場観測を行い、二酸化炭素の収支推定を行っています。