平嶋 裕輔 (HIRASHIMA Yusuke) サッカー・コーチング学

効果的な指導方法の確立へ

第6期 静岡大学若手重点研究者

サッカー・コーチング学

平嶋 裕輔

HIRASHIMA Yusuke

科学的知見に基づいたサッカーのコーチングに関する研究

1986年5月生まれ、山梨県出身。2011年栃木SCアカデミーコーチ、2014~2016年カマタマーレ讃岐トップチームGKコーチ等を経て、2018年筑波大学大学院博士課程修了(コーチング学)、2018年筑波大学特任助教、2022年静岡大学講師、2026年同准教授。2025年より第6期若手重点研究者。

Chapter01

選手の能力を数値化し、客観的に評価するしくみをつくる


サッカーを対象とし、科学的に裏付けされた効果的な指導方法を確立していくための研究を行っています。
特に、試合やトレーニング中のゲームパフォーマンスを数値化し、選手や戦術を客観的に評価する「ゲームパフォーマンス分析」手法を用いた研究は私のメインテーマです。例えば、これまで監督やコーチの主観による評価がほとんどであった選手の能力を、ゲームのように数値で表すための研究を進めています。

Chapter02

多角的にサッカーの研究を

今後取り組んでいきたい研究テーマは、大きく二つあります。第一に、前述した選手の能力の数値化を、AIなどの科学技術を活用して自動化する仕組みを構築することです。近年のAI技術の進歩は目覚ましく、その発展スピードに取り残されることのないよう、最先端技術を積極的に研究に取り入れていきたいと考えています。第二に、サッカーに関連する研究に幅広く取り組むことです。研究手法は数え切れないほど存在しますが、自分が「知りたい」と感じた問いに柔軟にアプローチできるよう、特定の方法にとらわれず、日々学びながらさまざまな手法を取り入れていきたいと考えています。こうした姿勢を大切にしながら、多角的にサッカーを深く理解していければと考えています。

Chapter03

研究・教育面からサッカー王国・静岡のサッカーを盛り上げたい

コーチングという研究分野であるため、私自身が現場へ入って活動するということにこだわっています。現在、静岡大学のサッカー部、女子サッカー部の監督として、学生と共に日々活動していますが、そこから多くの学びや、研究に繋がるヒントを獲得しています。また、現場での学びを授業やゼミ活動で学生と共有し議論することも非常に面白いです。
正直なところ、「サッカー王国・静岡」でサッカーの研究・教育をするというプレッシャーを少なからず感じております(笑)しかし、地域の方々とも少しずつ連携しながら、徐々に活動を拡げている状況です。特に、私が4年前に赴任し学生と立ち上げた女子サッカー部は、静岡県の女子サッカーの活性化に繋がると自負しています。さらに、大学教員という立場上、研究からも静岡のサッカーを盛り上げていきたいと考えております。

[写真]平嶋 裕輔 (HIRASHIMA Yusuke)

第6期 静岡大学若手重点研究者