流体工学の研究で、気体・液体が混在した「気液二相流」を探る
流体力学とは気体・液体の挙動を取り扱う学問であり、世界中の機械工学系の学生が必ず学ぶ(鬼門?)科目の一つです。広義には地球環境や私たちの生命活動も流体現象の一部であり、気象・エネルギーから医療・生物まで大小さまざまな分野と関連しています。
この流体力学を工学応用する学問が、私の専門とする流体工学です。特に気体と液体が混在した“気液二相流”が私の研究ターゲットで、水中の泡や空気中の水滴・ミストなどに相当します。発電所の蒸気タービンや水素生成、PFAS汚染水の浄化、化学プラント、半導体製造プロセス等々、あらゆる産業に現れ、その流動状態が装置の効率・歩留り、安全性と直結しています。